スペイン1部のヘタフェが昨季に日本代表MF久保建英とともにマジョルカの攻撃を支えたコロンビア人FWクチョ・エルナンデス(21)との契約を目指しているとスペイン紙マルカ電子版が13日に報じている。

ヘタフェはビリャレアル(昨季は期限付き移籍でバリャドリードに所属)からトルコ代表FWエネス・ウナルを獲得したのに続き、攻撃陣の補強に着手。クチョ・エルナンデスはリーグ戦終了後、所属元のワトフォードに戻っていたが、イングランドでプレーするのに必要な代表キャップ数の規定を満たしておらず、再び期限付き移籍で他クラブに所属する必要があるという。

本人は慣れ親しんだスペインでプレーすることを希望しており、これまでにグラナダ、ウエスカ、ベティス、バリャドリード、セルタ、オサスナの名前が移籍先の候補に挙がっていた。そんな中、同紙はクチョ・エルナンデスがヘタフェと交渉するため、13日にマドリード入りしたと伝えている。

クチョ・エルナンデスはこれまで、ウエスカに2シーズン、マジョルカに1シーズン所属しており、ヘタフェに入団した場合、4季連続でスペインでプレーすることになる。昨季はマジョルカで22試合に出場して5得点を記録し、チームの攻撃の柱のひとりになっていた。(高橋智行通信員)