サラゴサが13日、スペイン1部昇格プレーオフ準決勝第1戦でエルチェと対戦し0-0で引き分けた。この試合で先発出場し、好プレーを随所に見せた香川真司(31)について、試合翌日のスペイン各紙の評価は高かった。

スペイン紙マルカは香川について、「最初の45分間で最大のチャンスをつかんだのは、香川の完璧なパスを受けたブルギだったが、エドガル・バディアの守るゴールを破ることはできなかった」、と前半最大の決定機を演出したことを高く評価し、後半に入り、「香川の素晴らしいパスに対して、リナーレスがわずかに届かなかった」と決定的なクロスボールを送ったことを強調し、2点(最高3点)をつけた。ブルギがチーム唯一の3点、ビガライ、ニエトが香川と並び2点となっている。

スペイン紙アスも香川に2点(最高3点)をつけている。その他、ブルギがチームトップの3点。クリスティアン・アルバレス、ビガライ、エル・ヤミク、ニエト、グティ、エグアラスが香川と同じ2点だった。

サラゴサは16日にエルチェと決勝進出をかけ、ホームで1部昇格プレーオフ準決勝第2戦に臨むことになる。(高橋智行通信員)