イタリア・セリエAは19日(日本時間20日)に開幕する。日本代表の主力センターバック(CB)2人が今季も「カテナチオ(かんぬき)」と呼ばれる堅守が伝統の国でプレーする。開幕節でDF吉田麻也(32)の所属するサンプドリアは敵地で10連覇を狙う王者ユベントスと対戦。DF冨安健洋(21)のボローニャはACミランとのアウェー戦に臨む。

ボローニャの冨安は加入2年目の今季から本職のCBに戻る。昨季はチーム事情から右サイドバックでの出場が多かったが、ミハイロビッチ監督は開幕前に「冨安はCBでいい動きを見せている。彼と守備陣全体で取り組んでいる」と話した。イタリア紙ガゼッタ・デロ・スポルトも「ポジションを変えても不動の存在」と21歳の若き日本代表を評価。今季の初戦ではFWイブラヒモビッチを擁するACミランと顔を合わせる。