現在移籍先を探しているバルセロナのウルグアイ代表FWルイス・スアレス(31)について、有力候補に挙がるユベントス行きの扉が閉ざされた可能性があると、20日のスペイン紙ムンド・デポルティボ電子版が報じている。

新シーズンに向け、ロナルド・クーマン新監督に戦力外通告を受けていたスアレスは、プレシーズン期間中に行われた19日のジョアン・ガンペール杯のエルチェ戦で招集外になったことでそれが決定的となった。

そんな状況の中、スアレスはセリエAでプレーするために必要なイタリア国籍を取得するため、17日にイタリア語のテストにパスしており、ユベントス行きが大きく近づいたとみられていた。

ところが、イタリア紙ガゼッタ・デロ・スポルトは、ユベントスのスポーツディレクターであるファビオ・パラティチ氏がスアレスに個人的に電話をかけ、契約を結ばないこと、ユベントスがローマ所属のボスニア・ヘルツェゴビナ代表FWエディン・ジェコと移籍することで合意に達していることを伝えた可能性があると報じていたため、ウルグアイ代表FWの去就は不透明なままとなっている。(高橋智行通信員)