9連覇中の王者ユベントスは元イタリア代表MFでクラブOBのアンドレア・ピルロ新監督(41)体制のもと、開幕戦で白星発進した。エースとなるFWクリスティアーノ・ロナウド(35)が1ゴールを含む2得点に絡む活躍。前人未到の10連覇に向けて上々スタートを切った。

ロナウドは前半13分、ペナルティーエリア内右をドリブル突破。相手DFと交錯し、背後にこぼれたボールに反応した20歳のスウェーデン代表FWクルゼフスキが左足からのコントロールショットで先制ゴールを奪った。2-0で迎えた終盤の後半43分には、MFラムジーからのスルーパスを受け、ロナウドが右足でゴール左隅に低い弾道のシュートをたたき込み、トドメの3点目を決めた。

昨季は最終的に9連覇を達成したユベントスだが、欧州チャンピオンズリーグの16強敗退もあってサッリ監督を解任。指導者経験のない元イタリア代表のレジェンドとなるピルロ新監督が招聘(しょうへい)された。移籍話が浮上していたロナウドもピルロ体制下でのトレーニング始動から参加し、ユベントスで新シーズンを迎えることを表明していた。