昨季のリーグチャンピオンであるレアル・マドリードが、アウェーで行われた第2節レアル・ソシエダード戦で20-21年シーズンのスペイン1部リーグをスタートした。

Rマドリードのジネディーヌ・ジダン監督が0-0で引き分けた試合後、記者会見で語った模様をスペイン各紙が伝えている。

前半、ゲームを支配するも決定力を欠き、引き分けたことについて指揮官は「我々は試合に満足している。全体的にいいサッカーをしていたからね。でもゴールを決められなかったし、特に前半、前線で少し明確さを欠いていた。でも最初の40分間はいいプレーだったし、全体的に自分たちがやったことに満足する必要がある」とコメントした。

マジョラルとヨビッチのFW2選手を起用しなかった理由については「別のFWを投入することもできたので難しかった。もし投入すればシステムを変える必要があったが変更したくなかったし、サイドに選手を入れなければいけなかった」と説明した。

ヨビッチとの間に問題があるかについては「私は多くの選手を抱えているし、メンバーを選ぶ必要がある。そして今日はあのような選手たちを選んだんだ。私はどの選手とも全く問題はない。今日はシステムを変えたくなかったし、カリム(ベンゼマ)の調子が良かった」と否定した。

カゼミロがベンチスタートになった理由については「彼はスタメン出場しなかったが、それは一時的なものだ。以上だ」と答えた。

昨季Rソシエダードに期限付き移籍していたウーデゴールがRマドリード復帰戦をプレーしたことについては「彼のデビューがうれしいよ。膝にほとんど何の問題もないし、それは重要なことだ。今日は最初の試合であり、我々にはリーグ開幕に向けて3週間しかなかった。彼とともに少しずつ良くなっていくつもりだ。我々はゴールを決められなかったが、冷静になる必要がある」と言及した。

8月に行われた欧州チャンピオンズリーグで失点を生み出す大きなミスを起こしたバランについては「マンチェスターでのことは起こり得ることだ。我々は自分たちの抱える選手たちのことを分かっている。今日はDF陣が皆、とても良かったし、我々は相手に枠内シュートを1本打たれただけだ。それは皆の仕事ぶりによるものだよ。全員の守備が素晴らしかった。我々はこの後、攻撃面を向上させることを考えるつもりだ」と語っている。

Rマドリードは次節、26日にアウェーで開幕から2連勝中のベティスと対戦する。(高橋智行通信員)