昨季の欧州チャンピオンズリーグ(CL)覇者のバイエルン・ミュンヘン(ドイツ)が昨季の欧州リーグ王者のセビリア(スペイン)に延長の末に2-1で勝ち、7季ぶり2度目の優勝を果たした。

試合は前半13分にセビリアがアルゼンチン代表MFオカンポスのPKで先制するも、同34分にバイエルンのドイツ代表MFゴレツカのゴールで同点に。そのまま突入した延長前半14分にスペイン代表MFハビ・マルティネスがヘディングでネットを揺らし、バイエルンがこのリードを守りきった。

今季初タイトルを獲得したバイエルンは昨年からのフリック監督体制下で4冠目。19年12月から公式戦32戦負けなしとなった。フリック監督は「激しい試合でしたが、我々が勝つに値しました」と振り返った。

また、同試合ではスタジアムに観客を戻すテストとして、約1万5000人のファンが観戦した。指揮官はこのことについては「私たちは皆、正しい決定を下すことが容易ではないことを知っています」と語り「でも、スタジアムの雰囲気が良かったです。本来のサッカーに近づいたと感じました。ファンの皆さんが元気に帰ってくれることを願っています」と話した。