昨季の欧州チャンピオンズリーグ(CL)覇者のバイエルン・ミュンヘン(ドイツ)が昨季の欧州リーグ王者のセビリア(スペイン)に延長の末に2-1で勝ち、7季ぶり2度目の優勝を果たした。

決勝点を決めたスペイン代表MFハビ・マルティネスは7季前のチェルシーとの13年の欧州スーパー杯でも延長戦で得点を決め、優勝に貢献していた。マルティネスは試合後「これは夢だ。13年に僕が得点した時のようだった」と晴れやかに語った。同僚のMFトーマス・ミュラーも「もちろん、ミスタースーパー杯のハビ・マルティネスがゴールを決めたことは素晴らしい話だ。彼のおかげで私は幸せになった」と振り返った。

延長前半9分にマルティネスをピッチへと送り出したフリック監督も「彼は私たちが必要なときにいつでも100%の力を発揮してくれる」と話し「彼はその経験とメンタリティーで試合に勝つプレーヤーです。それを今日、示しました」と称賛した。

マルティネスにとっては古巣であるスペイン1部ビルバオへの復帰で合意していると報じられている中での試合となった。それでもマルティネスは「10分でも15分でも構いません。バイエルンのジャージーを着用するときはいつでも全ての力を発揮しようと努力しています」と語り「今日はゴールで手助けすることができた」と喜びを語った。

試合は前半13分にセビリアがアルゼンチン代表MFオカンポスのPKで先制するも、同34分にバイエルンのドイツ代表MFゴレツカのゴールで同点に。そのまま突入した延長前半14分にマルティネスがヘディングでネットを揺らし、バイエルンがこのリードを守りきった。