ビリャレアルのウナイ・エメリ監督が欧州リーグ開幕戦に向けてローテーションの実施を検討しており、これまで控えが続いた久保建英らに先発出場の可能性があると、スペイン紙アスが21日に報じている。

ビリャレアルは22日にホームスタジアムで行われる欧州リーグ・1次リーグ第1戦でスィバススポル(トルコ)と対戦する。タイトな日程に直面する中、格下とみられる相手に幸先の良いスタートを望むエメリ監督は、これまでリーグ戦を戦ってきたメンバーで臨むか、ローテーションを行うかを熟考しているという。

その理由として、ジェラール・モレノ、エストゥピニャン、パレホ、アルベルト・モレノが負傷欠場すること、そしてリーグ開幕からスタメン出場し続けているアセンホ、アルビオル、モイ・ゴメス、パコ・アルカセルらの主力選手に休みを与える必要性を考えているためである。

同紙はこれらの要素をすべて踏まえた場合、これまでリーグ戦を戦ってきたメンバーとは大きく異なるチームとなり、主軸がマリオ・ガスパール、パウ・トーレス、イボラ、トリゲロス、チュクウェゼになり、新たにルジ、フネス・モリ、ジャウメ・コスタ、久保、バッカらに今季初スタメンのチャンスが訪れる可能性があると予想した。さらに、フェル・ニーニョ、バエナ、ジェレミ・ピノらの若手選手にも出場機会が与えられる可能性があると伝えている。

(高橋智行通信員)