スペイン・サッカー連盟が21日、1部リーグ、ビリャレアルの日本代表MF久保建英が試合中に受けた警告を取り消した。

18日のリーグ、バレンシア戦で2度の警告を受け、プロ初の退場処分となっていた。これにより、次節25日のカディス戦は出場停止のはずだったが、警告1つが取り消されたことにより、カディス戦に出場可能となった。

久保にとっても、ビリャレアルにとっても朗報のはずだが、他にも、喜んでいる人? がいる。

対戦相手、カディスCFの日本公式アカウントの「中の人」が日本語、それも関西弁とみられる言い回しで、歓喜しているのだ。

久保がピッチ上でみせるセンスに匹敵する抜群のセンスで、一部のサッカーファンをとりこにしている、カディスCF日本公式(@Cadiz_CFJP)さんのつぶやき。この決定を受け、次のようにツイートしている。

「(もしもし、ビジャレアルさん?ちょっとお願いあるんやけど、、そう、次の試合な、久保くん出場停止なくなったやん?そろそろ、、え?スタメン約束はでけへん?そんなんわかってるよー。でもな、なんで24時キックオフって日本で観やすい時間かわかるやろ?イエローサブマリン仲間?なんやし。。な?)」

絶妙の言い回しで、久保スタメン起用でこのカードに一気に注目を集め、カディスの知名度までアップさせようという作戦なのかもしれない。

久保出場停止の可能性が浮上した際には、こうつぶやいていた。

「(もしもし、ラリーガさん?ちょっとお願いあるんやけど、、そう、次の試合な、対戦相手変えれへんかな?…久保くん?いやいや!関係ないて!久保くん出場停止やからとかちゃ、、え?どっちにしろ無理?いやでもうち昨日レアルに勝ってんけど、、え?レアルに勝ってもそんな特典はない?さよかー。。)」

恐るべしカディス。前節はレアル・マドリードに1-0で勝つなど、勢い十分。久保から主役の座を奪ってしまいそうな勢いを感じさせる。ツイートも含め、目が離せない。

そんな中、「なんで関西弁?」という質問にも丁寧に関西弁で回答するなど、とにかくマメ。「カディスはアンダルシアにある地方の港町でして、スペイン語も方言が強めなのです。そしてサポーター含め、街の人たちがめちゃくちゃ陽気でフレンドリーなのです。そんなカディスの魅力や雰囲気も感じてもらえるよう、関西弁を使わせてもろてます。これからもよろしゅうに」と絵文字付きで、説明している。