日本代表MF南野拓実(25)が所属する昨季王者リバプールは2-1でシェフィールド・ユナイテッドに逆転勝ちを収めた。これでホーム不敗記録を62試合(51勝11分け)に伸ばした。

ブラジル代表GKアリソンが肩負傷から先発復帰。長期離脱のDFファンダイク不在の守備陣に安定感が出てくると、0-1で迎えた前半41分、FWフィルミノがFWマネのヘッドを相手GKがはじいたボールを見逃さず、右足で押し込んで同点弾。後半19分には新加入のポルトガル代表FWジョタがヘッド弾で決勝点を挙げた。フィルミノ、マネ、サラー、ジョタによる先発「4トップ」が見事に機能した。ライバルの活躍を横目に、南野も後半38分から途中出場。中盤まで下がってボールキープし、味方にパスを出していたが、得点を奪うことはできなかった。

FWジョタは「勝利のために自分のゴールが重要だった思うのでとてもうれしい」と安堵(あんど)の笑み。「4トップ」を選択したクロップ監督は「ジョタは多くのポジションができる。彼は早く、身体的に強く、空中戦も良い。今夜は4人全員が一緒に前線でプレーしたゲームだった」と効果的だったことを強調。その上で「シャキリはアムステルダム(の欧州チャンピオンズリーグ・アヤックス戦)でどれほど素晴らしかったか知っているはず。彼は(4人のFWの)近くにいる。タキ(南野)も近くにいるので、すべてが役立つ選手だ」と南野ら他FWも重要な選手であることを付け加えていた。