レアル・マドリードが次回の移籍市場でユベントス所属のアルゼンチン代表FWパウロ・ディバラ(26)獲得に向け、何らかの準備をしている可能性があるとスペイン紙アス電子版が28日に報じた。

同紙はイタリアの移籍情報サイト「カルチョ・メルカート」のニュースをもとに、Rマドリードとユベントスの間でトレードの可能性があると伝えている。ユベントスは2022年6月30日で切れるディバラの契約延長を望んでいるが、Rマドリードがビニシウスとイスコをトレード要員として提供し、ユベントスを説得することを考えているとのことだ。

また、27日に行われた欧州チャンピオンズリーグ(CL)1次リーグ第2戦ボルシアMG戦のハーフタイム、ベンゼマがメンディに「ビニシウスにボールを渡すな」と指示している映像が収められたことが、Rマドリードにビニシウスを交渉の切り札として使うことを検討するように促した可能性があるという。

そして、ディバラの高額な移籍金について、ビニシウスとイスコの2選手で全額カバーできるとみられている。チェルシーもディバラ獲得に興味を持っているが、Rマドリードのオファーを上回ってはいないとのことだ。(高橋智行通信員)