今年7月、元スペイン代表FWで神戸でもプレーしたダビド・ビジャ氏(38)をセクハラで告発していた女性が、米スポーツメディア「ジ・アスレチック」のインタビューに登場。再度ビジャ氏と当時の雇用先であるニューヨーク・シティーFCを訴えた。欧米の複数メディアがジ・アスレチックの記事をもとに報じた。

女性はスカイラー・バディーリョさん。インターンのアスレチック・トレーナーとして同クラブで働いていた際、ビジャ氏から言葉とボディータッチによるセクハラを受け続け、飲酒が認められていない年齢にもかかわらず、酒を勧められたという。また直接の上司2人は、どちらが先に彼女と性的関係を持つか賭けまで行っていたという。

クラブは今年7月、バディーリョさんが初めて告発した際、内部調査を行った。だが報告書にビジャ氏の名前はなし。「インターンやクラブスタッフに対し、数人の選手やスタッフからの不適切な言動があった。今後そのようなことがないよう改善していく」と締めくくった。

ビジャ氏の代理人はジ・アスレチックの取材に対し「(訴えは)真実ではない」とした上で「ダビドはこれまで、このような問題に直面したことはない。その一方で、懸念している事柄について人々が告白しやすくなるのはとても大事なことだと考えている。クラブを離れてから2年後に初めてこれらについて聞いてから、ダビドは十分に調査に協力してきたし、最初からいかなる疑いも事実ではないと言ってきた」とコメントしている。