ユベントスのスポーツディレクター、ファビオ・パラティチ氏が、イタリア当局から捜査を受けていると英BBC電子版が報じた。

ユベントスは今夏、ウルグアイ代表FWルイス・スアレス(33=アトレチコ・マドリード)の獲得を画策。同FWの夫人がイタリア人で、スアレスにもイタリア国籍を取得させようと、申請を行った。そうすれば外国人枠を考慮せずに済むためだ。

イタリア国籍取得にはイタリア語の試験を受ける必要があるが、検察官によるとこれに不正があり、パラティチ氏が検察側にうそをついたことが捜査の理由だという。

スアレスは9月17日に試験を受けたが、約15分間の口頭試験だけで合格。検察側はユベントスがスアレスの早期イタリア国籍取得のため、試験を行った大学に働きかけたとみている。

ユベントス側はパラティチ氏を擁護。「捜査によってパラティチ氏の正しさが証明されるだろう」などとしている。