バルセロナは17日にスペイン・スーパー杯決勝でビルバオと対戦する。

この大一番を控え16日、ロナルド・クーマン監督(57)が記者会見に出席し、左足大腿(だいたい)後部に違和感があり、Rソシエダードとの準決勝でベンチ外になったFWメッシのコンディションについて次のように答えている。

「レオは昨日、個人的にトレーニングを実施していたので、我々はこの後、彼がプレーできるかどうか様子を見るつもりだ。最後の決定権は彼にある。レオが自分の体のことを分かっているからね。我々は明日の午前中まで待つつもりだが、試合に出られることを願っている」と希望を述べた。

続けて「もし最高の選手たちを抱えていれば、試合に勝つ可能性は高いだろうし、もしそれが世界最高の選手となるとなおさらだ。レオを擁し、その創造性と効力のおかげにより、チームはより強くなる。それは時に我々が欠いているものだ。一方、レオがプレーできない場合、他の選手が出場することになるが、我々は彼がいてもいなくても同じように自分たちのプレーするつもりだ。シーズン最後の試合ではないので、彼は100%の状態でなければいけないが、最後の決定は彼次第だ」と説明している。

クーマン監督が今冬の移籍市場でクラブに要請していた、マンチェスター・シティーのスペイン代表DFエリク・ガルシア獲得が見送られたことについては、「私が不快に感じているとか、不満を抱いているとか不安がっているというニュースを聞いたが、私は元気であるし、幸せだと言わなければいけないだろうね。私はクラブの経済的な限界を完璧に理解している。もし獲得できないなら、それは不可能なこと。我々は自分たちの抱えているもので前進し続けるつもりだよ」と見解を述べた。

ビルバオとの決勝戦については「我々はいい状態であるし、明日プレーできるのでうれしい。大きな疲労があったが、完全に回復するのに3~4日間あれば十分だ。私は相手に高い競争力があるので難しい試合になると予想している。もし彼らが前線からプレスをかけてきた場合、我々はゲームを支配することを目指し、自分たちのサッカーをするように努める必要がある。Rソシエダード戦で我々はプレスをかけられたため試合に入リ込むのに苦しんだ。我々は最近の試合での自分たちのレベルに達する必要がある」と意気込みを語っていた。(高橋智行通信員)