日本代表MF久保建英(19)が8日に期限付き移籍でヘタフェに加入した直後、リーグ戦2試合に出場し上々の評価を得ている。久保の入団はヘタフェにとって、スポーツ面だけでなく、マーケティング面においてもプラスになっていると、スペイン紙アス電子版が22日に報じた。

同紙によるとSNSへの影響が顕著になっており、久保関連の投稿に対する反応は、チームメートに比べはるかに多く、わずか数分で多数のコメントやリツイートなどが寄せられているという。

ヘタフェの公式ツイッターアカウントの、久保入団発表の投稿に対して3500リツイート、1万2500いいね、さらにその後の映像付きの投稿で3200リツイート、1万3400いいねが付けられた。

クラブのツイッターでの1投稿当たりのリツイートやいいねの平均が通常100以下のため、この数字ははるかに多いものとなっている。

またクラブの公式YouTubeチャンネルで、久保とバルセロナから同時期に加入したアレニャの入団会見の模様を投稿した際、久保の再生数が7000回を超えたのに対し、アレニャは1700回以下だった。

この久保の入団会見の投稿はわずか3日間で、クラブ史上YouTube再生数ランキングで、12番目に多いものとなっているとのこと。しかし17年夏に加入した際の日本代表MF柴崎岳(現レガネス)の入団会見の数字は、久保よりも約700回多いと同紙は伝えている。(高橋智行通信員)