バイエルン・ミュンヘンの逸材、MFジャマル・ムシアラ(17)が、A代表ではイングランドではなくドイツ代表を選択する意向を示した。英BBCなど複数メディアが報じた。

23日の欧州チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦ラツィオ戦で、CLでのクラブ最年少得点記録となる17歳363日弾を決めた同MFは「最終的に自分の気持ちに耳を傾けたんだ。自分が生まれた国、ドイツの代表としてプレーすることが正しい判断だという声がずっと聞こえ続けていた。簡単な決断ではなかったけど」と話したという。

ムシアラは独シュツットガルトで生まれ、幼い頃に英国へ転居。チェルシーのアカデミーで技を磨いてきた。その後、19年7月にBミュンヘンの下部組織へ加入。昨年6月にBミュンヘンのリザーブチームの一員としてプロデビューを果たした。U-21イングランド代表としてプレーしたこともあり、A代表ではドイツとイングランドのどちらを選ぶのか注目されていた。

すでにドイツ代表のレーウ監督、チーム・ディレクターのオリバー・ビアホフ氏とも面会済み。ムシアラは「レーウ監督とはとても良い、率直な意見交換ができた。僕たちはミュンヘンで会って、監督は僕がどのようにナショナルチームの一員になっていくかプランを示してくれた。僕の長所と弱点をよく分析してくれていて、僕の得意なポジションである攻撃的MFとして見てくれていた」と話したという。