ヘタフェは27日、スペインリーグ第25節でバレンシアとホームで対戦する。4連敗および6戦未勝利が続く苦しいチーム状況の中、ホセ・ボルダラス監督(56)が試合前日の26日、記者会見に出席した。

ボルダラス監督はその際、久保建英とアレニャがレギュラーではない理由を問われ、「彼らは新たにやって来た選手たちであり、先発でも起用してきたが、我々の選手層は厚い。彼らはチームを助け貢献するためにやって来てくれた。対戦相手や試合に応じてさまざまな選手を起用しているが、我々は彼らに満足しているし、間違いなくこの後、我々を助けてくれると確信している」と説明した。

チーム状態については「幸い良い状態だ。フィジカル面の調子は良い。エチェイタがヒラメ筋過負荷の問題を抱えているが、良くなると信じている」と答え、精神面については「我々は敗北を喫しているが、チームには気力があるし、非常に重要な試合だということを認識しつつ、明日のバレンシア戦に臨む覚悟ができている」と意気込みを語っている。

バレンシアについては「今シーズンは結果を得るのに苦しんでいるが、歴史的な素晴らしいチームだ」と感想を述べ、「我々はただバレンシア戦のことを考えている。勝利できればバレンシアと順位で並ぶことができるし、チームの士気も上がる。勝利は自信を与え、精神状態を盛り上げるものとなる」と重要な戦いであることを訴えた。

バレンシア戦に敗れた場合、監督としての立場に不安があるかについては「まったくない。私は自分の個人的な状況について考えていないし、今後も考えることはないだろう。私が唯一心配していることはチームとクラブについてだ。私がここに来た最初の日からやってきたように、最大限の関心を持ってそれをやっている」と、気にしていないことを強調した。

ヘタフェは現在、リーグ戦24試合6勝6分け12敗で勝ち点24の15位。12位バレンシアとの勝ち点差は3となっている。(高橋智行通信員)