アトレチコ・マドリードは7日、スペインリーグ第26節でレアル・マドリードと対戦する。優勝争いに大きな影響を与える大一番を前に、ディエゴ・シメオネ監督(50)が6日前日会見に臨んだ。

Rマドリード戦が勝ち点3以上の価値があるかについて問われたシメオネ監督は「リーグ戦はとても美しい。明日は上位で同じような状況を戦っている2チームの直接の対戦となる。でも勝ち点3であるのは明らかであるし、リーグ戦はまだ先が非常に長い。我々は自分たちが相手にダメージを与えられるところに試合を運ぶように努めるつもりだ」と見解を述べた。

Aマドリードがマドリードダービーを制した場合、Rマドリードからリーグ優勝の可能性を奪うことになるかについては「数試合前、我々はRマドリードとバルセロナにリーグ優勝の可能性がないと話していた。しかし今、彼らがどこにいるのかを見て欲しい。我々はリーグ戦の難しさを分かっている」と決定的な結果にはならないことを強調した。

マドリードダービーに向けたシステムについては「我々は今週、2つのオプションに取り組んできた。明日、我々がどのようにアプローチするか分かるだろう」と語り、守備的にプレーするのか、それとも攻撃的に戦うのかのヒントを与えなかった。

ジョアン・フェリックスについては「チーム全体と同じようにとてもいい状態だと思う。我々は並外れて素晴らしい瞬間にいる。重要なものを懸けてプレーしているし、選手たちはそれを望み、そのために準備している」と言及した。

Aマドリードのリーグ戦成績は24試合18勝2分け4敗の勝ち点58で首位。消化試合が1試合多い3位Rマドリード(25試合16勝5分け4敗、勝ち点53)に勝ち点差5をつけているため、マドリードダービーに勝利した場合、7季ぶりのリーグ優勝に向けて大きなアドバンテージを手に入れることになる。(高橋智行通信員)