レアル・マドリードは14日、ドイツ代表MFトニ・クロース(31)が新型コロナウイルスの濃厚接触者になったことをクラブの公式サイトで発表した。

クロースが新型コロナウイルスの衛生プロトコルに従い隔離措置を取ること、そしてその後に受けた全ての検査で陰性反応を示していることも合わせて伝えている。

クロースは13日に行われたグラナダ戦でベンチ入りするも1分間もプレーしなかった。スペイン紙マルカはその理由について、タイトな日程の中、ジネディーヌ・ジダン監督がクロースのフィジカル面が限界に達していること、そして16日に難敵であるビルバオとの対戦を控えていることを考慮し、休みを与えたためと説明しており、今回の件とは関係ない。

クラブはクロースの早期復帰を望んでいるものの、バルベルデが先月に新型コロナウイルスの濃厚接触者となり、その後に実施されたすべての検査で陰性反応を示したにもかかわらず、その5日後に陽性反応が出たため、今後の様子を見る必要があるとのこと。

またスペイン紙アスは、クロースが16日の次節ビルバオ戦の欠場が決定的で、さらに最終節ビリャレアル戦にも出場できない可能性があると伝えている。

クロースは今季、例年通りチームの主軸として活躍し、公式戦42試合に出場して3得点9アシストを記録している。(高橋智行通信員)