来季ブンデスリーガ昇格を決めたシャルケは、マンチェスター・シティーから期限付き移籍していた日本代表DF板倉滉(25)の、600万ユーロ(約8億1000万円)と報じられている買い取りオプション行使を断念した。

板倉は昨年8月に加入。センターバックや守備的MFとしてリーグ戦31試合(公式戦32試合)に出場。4ゴールを挙げてチームの1部昇格に貢献した。シュレーダー・スポーツディレクターは「コウは1部昇格、2部優勝の中心メンバー。ブンデスリーガで戦う姿を見たかったが、残念なことに経済的に不可能だった」と説明した。

一方、板倉はクラブを通じ「シャルケでプレーを続けたかったし、みんなと離れて寂しくなると思う。でもクラブの決断の理由は理解している。シャルケで過ごした時間を、とても感謝している」とコメントした。

板倉の期限付き移籍期間は6月30日まで。板倉が来季マンチェスターCでプレーする可能性は少なく、新天地を探すことになる。欧州メディアでは来季プレミアリーグに昇格するフラムやボーンマス、スコットランド1部セルティックなどの名前が候補として挙がっている。