サッカーのFIFA女子ワールドカップ(W杯)オーストラリア・ニュージーランド大会開幕を20日に控え、日本代表なでしこジャパンが22日の1次リーグ初戦で対戦するザンビア代表の指揮官に性的暴行疑惑が浮上する中、渦中のブルース・ムワペ監督が11日、開催地のニュージーランドに到着した。

地元メディアRNZによると、空港に到着した同監督は「(この件を報じた英)ガーディアン紙の記者1人を除き、誰も私に話を聞いていない」とコメント。報道を否定したという。

同紙は、チームを2018年から指揮するムワペ監督が、性的不適切行為の疑いで告発されて捜査を受けていると報じ「(監督が)誰かと一緒に寝たいといえば、イエスと言わなければならない」「コーチがチームの選手と一緒に寝るのは普通のこと」と選手の話も伝えていた。

関連し、ザンビア協会が昨年9月に性的疑惑に関する調査を国際サッカー連盟(FIFA)に求めたとされる件について問われると「1年近くになるが、まだ同じ疑惑について話をしている」と述べ「虚偽の主張だから、私には関係のないこと」と疑惑を否定したという。また、FIFAの調査を受けている間も監督を続けていることにも懸念はなかったことも話したという。

RNZによると、ニュージーランド到着時に当局からの尋問は受けておらず、代表選手らとともにホストタウンのハミルトンに向かった。現在も監督の座にとどまっていると伝えている。

同国では、訪問者がビザを申請する際に前科を申告する必要があるというが、移民局はプライバシーを理由にムワペ監督の入国に関するコメントを拒否しているという。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)