スポーツ仲裁裁判所(CAS)は9日、法的根拠のない金銭授受を理由に国際サッカー連盟(FIFA)から6年間の活動停止となった欧州サッカー連盟(UEFA)のミシェル・プラティニ会長(60)の処分を4年間に短縮すると発表した。処分撤回を求めてCASに提訴していたプラティニ氏はこの決定を受けてUEFA会長を辞任する意向を明らかにした。
英ガーディアン紙(電子版)によると、声明の中で「スイスの法廷で無実を証明する戦いを続ける」とした。UEFAは18日に理事会を開き、会長選を実施する総会の日程などを話し合うと発表した。
CASは焦点となっていた、プラティニ氏が2011年にFIFAのゼップ・ブラッター前会長から過去の報酬として受け取った200万スイスフラン(約2億2千万円)について、FIFA倫理委員会などの判断と同様、法的根拠はないと結論づけた。ただしFIFAの裁定は厳し過ぎるとして、処分の期間を短縮した。罰金も8万スイスフランから6万スイスフランに減額された。
プラティニ氏は昨年12月にFIFA倫理委から8年間の活動停止処分を受けたが、その後、同上訴委員会が期間を6年に短縮した。当初はブラッター氏の後継者を決めた2月のFIFA会長選の最有力候補だったが、処分のため撤退していた。