メッシ脱税「何も知らない」主張も禁錮21月

バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ

 脱税の罪に問われていたバルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(29)が有罪となった。13年6月に告発され、裁判が行われてきたが、バルセロナの地方裁判所は6日、メッシに禁錮21月、罰金200万ユーロ(約2億2000万円)、父ホルヘさんに禁錮21月、罰金150万ユーロ(約1億6500万円)の有罪判決を言い渡した。

 2人は07~09年の間に中央アフリカのベリーズやウルグアイのタックスヘイブン(租税回避地)にペーパーカンパニーを作り、肖像権収入による税金420万ユーロ(約4億6200万円)を税務当局に支払わなかった。裁判ではメッシが脱税に関与したかが焦点となり、メッシは「お金の管理は父がしている。自分は何も知らない」と主張したが、裁判所は「潔白を証明するには不十分」と判断した。

 ただ2人には最高裁へ上告する権利があり、スペインの法律では2年以下の非暴力的犯罪には前科がない限り執行猶予がつくのが慣例。メッシは裁判開始とともに修正申告の意味合いの500万ユーロ(約5億5000万円)を税務署に納めている。この日、裁判所の報道官は「彼が実際に収監されることはない」と話し、プレーに支障はなさそうだ。

 米フォーブス誌によるとメッシは過去10年間で3億5000万ドル(約350億円)を稼いだとされるが、実際はそれ以上の収入を得ているとみられる。6月の南米選手権で準優勝に終わり、代表引退を表明した傷心のメッシにとり、この有罪判決が再び精神的打撃となるのは間違いない。