ブレーメンのオッツェ氏、清武の獲得失敗明かす

会見で日本人選手獲得に意欲を見せた、ブレーメンのフランク・オルデネビッツ氏(撮影・村上幸将)

 J1ジェフユナイテッド市原(現J2ジェフユナイテッド市原・千葉)などで活躍し、現在、ブンデスリーガの名門ブレーメンのユースアカデミーでチーフスカウトを務める、オッツェことフランク・オルデネビッツ氏(51)が、C大阪に復帰した日本代表MF清武弘嗣(27)の獲得に動いたが、かなわなかったと明かした。

 オッツェ氏は4日、神奈川・BMWスタジアムで行われた、ブレーメンとJ2湘南ベルマーレ、そして小学生年代を育成する日独フットボールアカデミーの3社が提携する、共同育成プロジェクト発足会見に出席した。その席上で「私は選手として長い間、日本にいて、その後も日本の育成を見て回った。(05年に)ブレーメンに移ってからも、日本の選手を獲得したいということで探し回っていたこともあった。しかし、残念ながら、まだ獲得に至っていない。清武選手も、ぜひ獲得したいと思っていたが、実現することが出来なかった」と語った。

 今回の共同育成プロジェクトについて「湘南ベルマーレという、力強いパートナーを獲得することが出来て非常にうれしく思う。湘南の力を借りて、アカデミーに日本人の才能あふれる選手を招き、彼らに我々ドイツのサッカーを学ぶ機会を与えたい。新しいルートを活用して、日本の選手を(ブレーメンでの)トレーニングに連れてこられたら」と、若い日本人選手の獲得に意欲を見せた。

 オッツェ氏は、87-88年にブレーメンでブンデスリーガ優勝を経験し、93、94年にJ1ジェフユナイテッド市原、96年にはJFLのブランメル仙台(現J1ベガルタ仙台)でプレー。94年には30得点で、Jリーグ得点王を獲得した。「私は選手の時に日本がすごく好きになりました。今でも日本が大好きです。当時のチームメートや友だちが、まだたくさんいますし、監督をやっている友だちもいる。だからこそ、いつかはブレーメンのトップチームでプレーする日本人選手を見られたら、うれしい」と笑みを浮かべた。【村上幸将】