<ブンデスリーガ:ドルトムント0-0ケルン>◇29日◇ドルトムント
MF香川真司が所属するドルトムントは、ホームでFW大迫勇也が所属するケルンと0-0で引き分けた。
香川はトップ下で3試合ぶりの先発。前半15分にMFロイスからのパスで抜け出しペナルティーエリア左からグラウンダーのクロスを送り、FWオバメヤンがゴールネットを揺らしたが、香川の位置がオフサイドでノーゴール。同16分にも左CKをショートで受け、ニアにセンタリングを送りMFバイグルが頭で合わせたが、ゴールにはつながらなかった。後半20分にはDFドゥルムの右クロスから右足ダイレクトでこの試合唯一のシュートを放ったが、枠を大きく越え、同21分に退いた。ビルト紙の採点は4(1が最高、6が最低)。
以下は香川との一問一答。
-勝ち切れなかった
香川 そうですね、まあ前半チャンスがあった中で、それを決めてたらもっと余裕というか、簡単な試合だったんですけど。
-思ったより守備が固かった?
香川 そこまでは感じなかったですけど、僕らが決めるところで決めていれば勝てたと思います。
-自分の交代については。
香川 まぁちょっと早かったですけど、イージーなミスが続いてたんで、そういう意味で交代だったと思いますね。
-ドイツ杯から中2日。疲れもあった?
香川 それもありましたし、まぁ…ああいうビッグゲームの後っていうのは保ちにくいものがあるからこそ、前半でやっぱ決めなければいけなかったんで。そこがズルズルいってしまったのかなと思います。
-オバメヤンに通したパスは、オフサイドだったのでノーゴールになってしまった
香川 いや、映像見てないですけど、オフサイドではない感覚でしたし、まぁ良いパスだったんで…まぁ見てないんで判定は分かんないですけど。
-前半は左サイドからは割とチャンスは作れていた?
香川 マルコ(ロイス)との起点を作ったほうが、あそこでボールを回したほうが良い距離感でチャンスになるなと思ったんで。右はちょっとうまく回ってなかった。相手の左SBも良い選手ですし、そういう意味では左を中心にコンビネーションで、っていう感じでしたね。
-結構ケルンも守備戦術をしっかり合わせてきた
香川 彼らも後半より慣れて守りやすくなったと思いますし、僕たちはより単調になって、距離感だったり、コンビネーションだったり、引かれた相手に対してやはりボールの回し方含めて、相手にすれば守りやすかったのかなと思います。
-今はどういうことがモチベーション?
香川 みんなやっぱり最後までやり切る、目の前の試合に全力をつくすことは間違いないと思います。ただやはりシーズン終盤で体力的にもメンタル的にも疲れはありますしね。そういう意味では残り3試合とドイツ杯決勝があるってことで、選手たちもモチベーションをそこにフォーカスしていくと思う。その3試合を良い形で終わらないと決勝が見えてこないという風に自分はいい聞かせてやっていきたいと思います。
-3試合ぶりに出たのは、調子が良くなってきたから?
香川 それは分からないです、監督に聞いてみないと」
-交代の直前にシュートを打った場面については。
香川 ちょっとバウンドが難しかったんで。合わせにくかったですね。ボールは悪くないし、むしろ良いボールだと思うんですけどワンバウンドしてたんで難しかったですね。
-3位争いもあるので、当然勝ち点3が欲しかったのでは。
香川 もちろんホームなので、必ず勝たなければいけなかったですけど。次、(ホッフェンハイムとの)直接対決あるのでしっかり勝てるように頑張りたいと思います。
-久しぶりに次の試合まで1週間空くが。
「まぁだいぶ楽だと思いますし、チャンピオンズもあってポカールもあって、本当に行き着く暇がなかったんで、しっかりとリフレッシュして新たな気持ちでラスト3試合迎えられると思います。そこのオンとオフが特に大事だと思ってるんで。時間はあるんでしっかり調整していきたいと思います。
-前はふくらはぎが張ってるみたいなことを言ってたが、今は?
香川 この時期ですから体の張りはどこにでもあるし、まだ1週間あって時間はあるんで、しっかり調整して。怪我したらもったいないんで、みんなもそういうところは抱えているから、まぁうまく時間があるんでそれを見ながらやっていきたいと思います。