ヘント久保ドロー「点取れないとこういう風になる」

<ベルギーリーグ:ヘント0-0アンデルレヒト>◇プレーオフ◇30日◇ヘント

 ヘントFW久保裕也(23)は、ホームでのアンデルレヒト戦に3トップの左でフル出場したが、4試合連続得点はならなかった。

 久保は後半15分、クロスボールから左足シュートを放ったが、ボールはゴールバーの上を超えた。同41分にはペナルティーエリア内でパスを受けてシュートしたが、相手選手にブロックされた。

 試合は0-0のドローに終わり、プレーオフ6試合でヘントは3勝3分け。ヘントは通算勝ち点37で首位アンデルレヒト(同42)に次ぐ2位につけている。

 久保の試合後の一問一答は次の通り。(エリーヌ・スウェーブルス通信員)

     ◇    ◇

 -勝てないことはなかった試合だった?

 「そうですね、まあでも、チャンスはありましたけど、点が取れないとこういう風になるなって感じなので。次、しっかりと決めれるように、切り替えていきます」

 -前のアウェーのアンデルレヒト戦のことを話していた時に、アンデルレヒトは寄せが速いみたいなことを言っていましたが、そういう感じはありました?

 「いや、そんなことは今日はあんまり感じなかったですけど。でも、僕らも良い時もあれば、あんまり良くない時もあったので。良い時に点が取れたら良かったかなと思います」

 -前半の途中から、守る時はトップ下の位置に入って相手のボランチを見る、みたいに守る時のポジションを変更してましたけど、そのへんはスムーズに行きました?

 「最初から言われていたんですけど、なかなか付けなくて。ちょっと距離感もあったし。あそこを見るように監督に言われたので」。

 -後半からはもう(システムが)4-2-3-1みたいな

 「いやまあ、サイドなんですけど、一応、真ん中を守備で見ないといけないということで、真ん中でプレーしようと思って」

 -77番のミリチェビッチがキャプテンマークを巻いて、一応彼の指示の下にチームとして意思統一が図られるようになったようにも見えました

 「そうですね。彼は結構、声を出すし。全員に。まとめる統率力があるから、結構良いと思います」

 -彼にパスくれといえば、すぐ出してくれる感じもある

 「そうですね、でも、良い状態で良いポジションだったら、絶対に誰でも出してくれるので。そういう位置に入るのが大事かなと」

 -前半、入りはボールタッチが多くて試合に関与しているという感じがありましたが、そのあたりは意識してた?

 「流れの中なので、常にボールが来ればやるっていう感じで。前半の最初はすごいボールが来ていたし。あれをずっとやれたらもっとチャンスもあったり。でもチャンスはあったんですけど、決めたかったですね」

 -後半?

 「はい」

 -後半のあの時間帯はむしろ久保選手が消えている時間帯だったと思いますが、そういう時の方が決定的なチャンスが来るとか

 「まあ、ポッとチャンスが来るので、それを決められていたらまた変わってたなと思います」

 -プレーオフも折り返して、久保選手もチーム全体も、相手チーム含めてコンディション作りが難しい時期が来ているのでは?

 「まあ、僕らも疲れていただろうし。相手も疲れていたと思うし。また1週間空くので、しっかりと準備して、次を迎えたいです」