<ブンデスリーガ:レーバークーゼン2-2ケルン>◇13日◇レーバークーゼン
ケルンFW大迫勇也(27)は、後半開始から出場したがゴールを奪うことはできなかった。
後半から登場した大迫はFWモデステと2トップを務め、同1分には後方からのパスをダイレクトで裏へ送り、相棒モデステのシュートを演出した。同10分には、自陣でレーバークーゼンのDFバウムガルトリンガーにショルダーチャージをお見舞い。オーストリア代表中盤の要を吹き飛ばしてボールを奪うなど、守備でも魅せた。
しかし2点をリードした同12分からはフォーメーションを5-4-1に変更し、大迫は右MFへ。ケルンは防戦一方となり、大迫もディフェンスに忙殺されてしまった。
試合はケルンがMFヨイッチ、DFクリュンターの得点で後半4分までに2点をリードしながら、そこから追いつかれてのドロー。ケルンは勝ち点46の7位で、欧州リーグ出場圏の6位フライブルクとは勝ち点2差で、最終節マインツ戦に逆転進出の望みをつないだ。シュテーガー監督は「90分間の戦いの内容を考えれば、勝ち点1で満足していいだろう。我々も効率的に点を取ったが、レバークーゼンのほうが我々よりもベターなチームだった。欧州リーグ出場のチャンスはまだ残されている。出場をかなえられたら本当に素晴らしいことだ」と話した。
試合後の大迫との一問一答は次の通り。(鈴木智貴通信員)
◇ ◇
-(前節は体調不良で欠場したが)体はもう大丈夫?
「大丈夫です!」
-後半どうだった?
「いやぁ…入りは良かったんですけどね。あそこで2点目を取った後に5バックにしてから、相手が攻撃し放題になったというか。そこでもうちょっとうまく…あのまま(5バックにしないで)続けてったほうが良かったかもしれないですけど、まぁそれは結果論ですからね」
-最初は大迫君とモデステの2トップだった。
「そうですね、2トップっぽくやって、うまくハマってたんですけどね…」
-あの形のほうが前線での起点はやはりうまく作れていた?
「そうっすね、良い感じで行けたんですけど、やっぱサイドになると…5バックになると守備しかできなくなるし、相手もボール持つ時間が増えて、僕らが守備に走って疲れてやられる、っていうパターンが続いてる気がしますけど…」
-インゴルシュタット戦も大迫君は守備に忙殺する時間が多かった。
「そうっすねぇ…そうなるとまぁ……もったいないですね。はい、また切り替えて頑張ります!」