長友ミラノダービー「勝ったことが全て」/一問一答

ACミランに勝利し、喜ぶ長友(手前左)らインテルミラノイレブン(共同)

 長友佑都のインテルミラノは勝利。長友は左サイドバックでフル出場した。

 試合後の長友のコメント。

 -勝利と個人としてもフル出場でいいことずくめではないですか?

 「はい、とにかく勝ったことが全てかなと思います」

 -試合自体も最後まで厳しいものでしたね

 「やっぱりミランいい選手が揃ってるんでね、最後までどうなるかわからない試合で、やってる自分たちもすごい苦しかったですけどね」

 -やはり11番ボリーニ選手を止めるというのが大きな課題だったと思うんですが

 「ボリーニだけでなく、スソも入ってくるし、フォアードの選手も流れてきたりと色々大変でしたね」

 -後半は特に流れ変わっちゃいましたよね

 「そうですね、ミランのペースになったんで、まあただ締めるところはしっかり締めてやれば問題ないかなと思ってましたけど、まあまあ結局2点は取られたんで、そこは反省しないといけないと思います」

 -2点目の失点のところはどんな感じだったんですか

 「サイドチェンジの場合に相手が5バックなんで、僕自身が最初からボリーニについていることは無理なんですよね。スソも入ってきたり、中に選手がいるんで、僕が絞らなきゃいけないんで、どうしてもそこは対応が遅れちゃいますよね。サイドチェンジをされた時に。そこはなかなか難しい状況でしたけど」

 -また8試合終わったばかりなんですけれど今日の試合に象徴されるように、去年とは違った精神的な強さが出てきたような気がするんですが

 「勝利のメンタリティーというかそれは監督自身が自分たちに植え付けてくれてるんじゃないかなと思いますね」

 -勝つことによって、それがプラスに働いて勝利につながっているっていう

 「特にイタリアは勝つことが全てですよね。内容はどうであれ、勝つことで評価されるという。それが全てかなと思いますけど」

 -次は今まで全勝している首位のナポリ戦との直接対決なんですが、それについてどう考えていらっしゃいますか

 「アウェーですし、より一層厳しくなると思いますよね。ナポリ、昨日も見てましたけど、相当調子いいんで、世界でも1、2を争うくらいのいいサッカーしてるんじゃないかなと思います」

 -代表が終わってから、予定よりも1日はやめて戻ってらっしゃったということで、それはやはりミラノダービーのために

 「もう1日でも1時間でも1分でも早く帰りたいと思ってたんで、とにかく代表戦が終わってすぐ羽田に行って、ドイツ経由だったんですけど、ちょっとでも早めに帰って、時差ボケだったり、リカバリーをするために早めに帰りました」

 -夜便で帰るとリカバリーしやすかったりするんですか

 「こっちの朝に着くんで、本当は1日置いたら夜に着く便が朝に着くということで、そこで、しっかりと食事をとったり、練習場に直行してね、ちょっとケアを受けたり全然そこが違うかと。半日先に帰るだけでも」

 -スパッレッティ監督の指導で、これまでの監督と違うところは

 「まあこれまでの監督も素晴らしかったですけど、まず、守備も攻撃も戦術が細かいっていうところと、選手のメンタルコントロールが上手いですよね。のせるのもそうだし、やっぱり試合に出てない選手は、落ち込んでしまいがちですけど、そういう選手たちのモチベーション高く戦っているんでね。文句言う選手も一人もいないし、そのケアっていうのは一番監督にとって難しいと思うんですよ。11人しか選べない、あとの選手はやっぱり不満を持つっていうね。でもそれをみんな、出てない選手も不満を持ってないんで、すごいと思いますね」

 -練習では前日までフォーメーションがわからないような練習をしてるんですか

 「前日というか、試合前のミーティングまでわかんないですから。皆が準備してないと、ダメですね」

 -今日は記録的な8万人近いサポーターなんですけれど、いつもよりも情熱が高まっているように感じるんですが

 「そうですね。勝ってることが全てかなと思いますよ。負けてたらこうにはならないし、やっぱり勝ち続けてるというのはサポーターのテンション、モチベーションもあげてるんじゃないかとそこが全てかなと思います」