宇佐美バー直撃シュートも「決めないと意味がない」

デュッセルドルフFW宇佐美貴史

 宇佐美貴史が所属するデュッセルドルフは、ホームでドレスデンに1-3で敗れた。

 宇佐美は右MFで先発。前半12分、クロスバーを直撃するチームのファーストシュートを放つなどしたが、無得点。後半頭に交代でベンチへ下がった。

<宇佐美コメント>

 -開始10分で3失点はかなり厳しい。

 「そう…ですね、最初の10分でゲームが壊れてしまったというか。その中で何もかも思い通りにうまくいかなくなってしまったかなと。しかもホームで…」

 -試合を振り返って、自分のプレーについては?

 「うーん、まぁそうですね。なかなかチームとしてもハマってない中で…まぁ何もなかったというか。前半の45分で(自分の出場は)終わってますし」

 -前半12分にバーを直撃したシュートを打った。

 「はい。まぁそれも…意味がないですね。決めないと」

 -ここ4試合で2引き分けの後に連敗。前と比べると何がうまくいってない?

 「うーん…まぁそうですね、首位に立って勢い持ってやってた中で、相手もすごく、しっかりとハメてきてるというか。なかなか自分たちが思う通りにいかなくなっていますし。まぁ首位にいたとは言え、常に主導権を持ってやっていたチームではなかったんで。そういう中で今日もしっかり前から来られたりとか、まぁどうやって戦えば、しっかりハメられるっていうのも、少し分かられてきているのかなっていう感じもありますし。まぁ後ろに余裕があれば後ろからつないでっていうのもできますけど、今日ぐらい前から来られたらね、まぁ一本目のCKもミスからCKになってますし、すべてほとんどミスからなので、その中で3失点もくらって…そうですねぇ、まぁなかなか…コメントが見つからない感じです」

 -中盤の3人の柱、ボジェクとかノイハウスとかソボトゥカとかが今日はいなかった。こういう時にどうやって崩していこうと?

 「まぁ真ん中のところではがしてくれるっていう意味ではノイハウスの存在はやっぱりすごく大きいですし、あそこから配球なり、推進力なりっていうのは生まれてくるので。まぁただそういう中で…まぁでも彼がいてもハイデンハイム戦だったりとか、なかなかあそこにピッタリ来られれば、厳しいものはありますし。まぁなかなか、首位を相手に、ってところで勇気を持って戦われると…うーん、そこをなんとか、ギリギリのところをなんとか、ラッキーもあったりとか、そういうところで勝ち点を重ねられてきたのが、なかなかそういうものも来ないようになって。で、逆に入るところが入らなくなって、決められるところを簡単に決められてしまって、どんどん今日のような空気になって、悪循環が始まっているなぁと思います」

 -今、地力が問われている。

 「そうですね。はい、まぁ…その通りだと思います」

 -相手に研究されてるという感じは。

 「まぁでも相手に合わせてシステムも変えていったりするチームなので。まぁでも今日なんかは4-4-2の2のところを3でうまく数的不利を作られながら、なかなか行ってもハマらないし、1人常に浮いてるような状況でそこからボランチが押し出されたところ、真ん中が手薄になったところに良い感じで入ってこられて、とか。シンプルに前蹴ったボールを、そのまま前でしっかりと作られて、一気に単純なボールでも逆襲を食らってしまう場面も多かったです」

 -次節は前半戦の大一番。

 「そうですね、まぁチームとして浮上というか、勢い持つきっかけにしていかないといけない試合だと思います」

(鈴木智貴通信員)