マインツFW武藤嘉紀(25)は3試合連続のゴールとはならず、後半30分に交代した。
2トップの一角で4試合連続の先発出場となった武藤は前半8分、自ら左サイドを運びセンタリングを入れるが、FWクアイソンには合わず。さらに同9分には、スルーパスに抜けだしペナルティーエリア左からシュートを放つもGK正面に飛んでしまった。後半30分にはFWウジャーとの交代でベンチへ下がった。
マインツは後半3分にミドルシュートで失点すると、同23分にPKを決められた。5勝5分け10敗の勝ち点20で15位。
試合後の武藤の主な一問一答は次の通り。
◇ ◇
-残念な結果に
「いやぁ…ひどかったなっていうチームで。まぁ自分たちの良さを出せないというか、良くなかったなと」
-カウンター狙い?
「いや、もう下がりすぎて。やっぱ前から行って連動すんのがいいとかなのに、戦術的に下がっちゃって、サイドもあいて、簡単につながれて。ひたすら無駄走りになるっていう。で、前半からみんなイライラしてって、(後半の)立ち上がりに失点っていう最悪なパターンになってしまったんじゃないかなと思います」
-前半途中から少しコンパクトになれたような気もするが
「けどカウンター狙いでクアイソンと自分がずっと走ってて、そっから一気にカウンターって言ってもパワーがなくて。クアイソンのスピードもいかせないし、自分…もう前に2人しか残ってないから。で、相手のDFは3枚しっかりのこってて。だから本当にうまくカウンターで真ん中に転がってきて、何回かシュートチャンスありましたけど、ああいう形以外にサイドからのクロスもないし、せっかくシュツットガルト戦、いい戦術的にやれて、いい戦いができたのに、今日こういう風に自分たちの求めていることができなかったので、非常に残念です」
-相手に対して気持ち的に引いてしまった?
「最初から下がって…相手の9番(ベイリー)とかを押さえるために下がるっていう戦術になったと思うんですけど、やっぱ下がりすぎてああいうゴール決められちゃったんで、フラストレーションがたまる試合だったなっていう」
-来週はバイエルン戦
「かなり難しくなると思いますし、今日みたいな試合だったんで雰囲気も悪くなると思うんで、まぁ今週ここでなんとかバイエルンに一矢報いることができればいいかなと思います」
-CBとの1対1がキーになってくると思うが、そこで勝ち切るのは難しい?
「今日に関してはなんていうんだろうな…、最後のタッチの部分だったり、少し迷いがあったし。自分自身あんまりいい出来ではなかったので。もっとやっぱり、最初からゴールっていう風に頭に入れとかないと。逆に中も見えてしまって、っていう。今日はちょっと悪循環に入っちゃったという感じかな」
-来週の試合では迷いなくやりたい
「まぁどうなるかわかんないけど、自分が決めるんだっていう気持ち。やっぱ今日みたいな時もパスを第一選択肢に置かずに、全部自分でいくっていう気持ちじゃないといけないのかなっていう風に思いますね」
(鈴木智貴通信員)