本田圭佑代表アピール出来ない、13位で敗退危機

パチューカ対モンテレイ 後半、チームが同点に追いつき、MFサガリ(右)と喜び合うMF本田(撮影・PIKO)

 メキシコ1部パチューカのMF本田圭佑(31)が痛い黒星を喫した。日本代表のベルギー遠征から戻り、モンテレイ戦(ホーム)に0-1の後半から出場したが、1-2で敗れ13位に後退。プレーオフに進む8位以内に入れなければ4月末には早々とシーズン終了。3大会連続のW杯(ワールドカップ)出場へ、クラブでのアピール機会が激減してしまう危機に陥った。

 前半40分過ぎ、ホームのサポーターがけんかを始めた。警備員につまみ出されるまで約3分。付近の観客は試合そっちのけでやじ馬になった。それほど、本田のいない前半、パチューカには何もなかった。あっさり先制され、攻撃の形も作れない。後半開始から、たまらず日本代表帰りの背番号2を投入。効果はてきめんで7分後、起点となり同点弾。しかし、押していた同38分にDFのミスから失点。観客が席を立ち始め、このまま負けた。

 パチューカのアロンソ監督によれば、途中出場は本田の申し入れで、左足打撲を抱え代表から帰ってきたという。軽症だというが、そのせいか後半はシュートよりパスを選択する場面がいくつかあった。敗因は明らかなミス。表情はどこかサバサバしていた。ただ、この1敗が、いろんな意味で致命傷になる可能性もある。

 8位までのプレーオフ(PO)進出を争う相手にホームで敗れ、暫定13位に後退した。残り4試合で8位との勝ち点差は同2とわずか。可能性はまだまだ十分あるが、前期も同じような位置から追い上げられず12位に沈んだ。悪夢再びとなれば、4月28日にシーズン終了。W杯メンバー入りへ、試合でアピールする機会が激減してしまう。ただでさえベルギー遠征で苦しい立場に追い込まれた。何としてでもPOへ。これまでも道は自分で切り開いてきた。本田が勝たせるしかないチームで、POに行かなければロシアへの道はさらに険しくなる。

 ◆メキシコリーグ 前後期制でそれぞれ上位8チームがPOを行い王者を決める。トーナメントで1回戦は1位-8位、2位-7位、3位-6位、4位-5位と対戦し、決勝までホームアンドアウェーの2回戦制で勝者を決める。リーグと並行しメキシコ杯、北中米カリブ海チャンピオンズリーグ(CL)も行われているがパチューカは同杯敗退、CLには出場しておらず、残りはリーグだけ。勝ち上がると、PO決勝は5月17日と20日。