シントトロイデン冨安、完封勝ちも「満足とは…」

DF冨安健洋(17年5月撮影)

<ベルギー杯:シントトロイデン3-0KFCダッフル>◇26日◇シントトロイデン

シントトロイデンがアマチュア2部チームとの初戦で完封勝ちした。

左サイドバックでフル出場したDF冨安健洋(19)は前半26分に相手のクリアを防ぎながらファウルを誘い、チームは獲得したFKを起点に先制点を挙げた。アマとのカップ戦でホームながら観客は2000人程度。「やっぱり、カップ戦という空気は出そうとしなくても、出ちゃうんで。そういったところは難しいところではあると思います」(冨安)。リーグ戦とは異なるモチベーション、雰囲気の中、この先制点で手詰まり感のあったチームは動きを取り戻し、前半37分にPKで追加点。後半にも1点を加えた。

ただ、冨安は「満足しているわけがないです。今まで一番…」と納得のいくパフォーマンスとはいかず、口数は少なめ。「今日は格下相手で、どうしても見せようとする選手もいるし…。監督は試合前にそういうのは必要ないというふうに言ってたんで。ま、そこまでなかったと思いますけど。結果としては3-0で次に進むことができたので、内容はともかく、ま、結果だけ見ればよかったじゃないかと思います」と振り返った。

ベンチ入りした同僚のMF遠藤航(25)は出場機会がなく、MF鎌田大地(22)とMF関根貴大(23)はベンチ外だった。(エリーヌ・スウェーブルス通信員)