大迫5カ月ぶり弾も競り負け バイエルンが決勝進出

後半29分、右足でゴールを決めるブレーメンFW大迫(ロイター)

<ドイツ杯:ブレーメン2-3Bミュンヘン>◇準決勝◇24日◇ブレーメン

フル出場したFW大迫勇也が約5カ月ぶりのゴールを挙げたが、ブレーメンはホームでバイエルン・ミュンヘンに2-3で競り負け、準優勝した09-10年シーズン以来9季ぶりの決勝進出はならなかった。

先制したのはBミュンヘン。前半36分にFWミュラーのヘディングシュートがポストに当たったはね返りをFWレバンドフスキが押し込んだ。さらに後半18分にもMFゴレツカのパスを中央で受けたミュラーが右足で蹴り込んでリードを広げた。

ブレーメンは同29分、大迫が右へ展開し、FWラシカの折り返しを大迫が右足ダイレクトで決めて1点差に迫った。大迫のゴールは昨年12月1日のBミュンヘン戦以来144日ぶり。さらにその1分後には相手キックオフからのパス交換をMFエッゲシュタインが奪い、ラシカにパス。ラシカはそのままドリブル突破し右足で流し込んであっという間に同点に追いついた。

しかし、同35分、DFゲブレセラシエがMFコマンを倒して痛恨のPK献上。これをレバンドフスキが相手GKの逆を突いてゴール右へ冷静に決め、Bミュンヘンが勝利を手にした。

2季連続で決勝に駒を進めたBミュンヘンは3季ぶりの優勝を目指し、初優勝を狙うライプチヒと5月25日にベルリンで対戦する。