連夜の悪夢が現実にアヤックス主将「最後の数秒」涙

<欧州チャンピオンズリーグ:アヤックス2-3トットナム>◇準決勝◇8日◇アムステルダム

準決勝第2戦の残る1試合が行われ、トットナム(イングランド)がアウェーでアヤックス(オランダ)を3-2で破って2戦合計3-3としてアウェーゴール数で上回り、初めて決勝(6月1日・マドリード)に進んだ。6度目の優勝を狙うリバプールとのイングランド対決に臨む。

アヤックスは、前夜のバルセロナに続き悪夢の逆転敗退が現実となった。

主将のデリフトとのやりとりは次の通り。

-悪夢

その通り。前半は最高にいいプレーをした。後半は、なぜだかよく分からないが、前にプレスがかけられなくなった。失点は本当にもったいない。それは今日の差になったと思う。

-今、何を考えているか

誰だって分かると思う。夢にこれだけ近づいて、最後の数秒で逆転されるのは信じられない。

-オランダ国内ではアヤックスの戦いぶりをたたえる声が

サポーターの試合中のサポート、試合後の温かい応援にも、鳥肌が立ちました。残念ながら期待していた鳥肌と違う鳥肌でした…。(涙で声がかれ)本当は決勝に行きたかった。それはなくなった。厳しいけれど、リーグで2試合残っている、タイトルはまだ残っている。サポーターからもそう声を掛けられたし、今はリーグ優勝を狙わないといけない。それが何より大事。