スペイン1部に所属する古巣エイバルと2022年までの3年間の契約を結んだ乾貴士（31）が29日、入団発表を行った。

スペイン紙マルカ（電子版）によると、まずエイバルのアマイア・ゴロスティサ会長は「今日は私たちにとって特別な日です。なぜならタカシが家に帰ってきてくれたのですから。私たちは彼を迎えられたことをとてもうれしく思っていますし、私たちが全ての成功を成し遂げるのを助けるため、彼は全力を尽くしてくれるでしょう」と歓迎の言葉を発した。

一方の乾は「復帰する機会を与えてくれたこのクラブにとても感謝している。昨シーズンは僕にとって非常に難しかったけど、今、再びここにいられて本当にうれしいし、僕たちが素晴らしい1年を過ごせると確信している。チームメートと一緒にいたい。なぜなら僕たちは素晴らしい家族だからね。応援してくれるサポーターのためにもハードな仕事に取り組むつもりだよ」と意気込みを語っていた。

乾は24日にベティスからエイバルへの復帰を1年ぶりに果たすと、25日にチームが遠征を行っていたオーストリア・ケッセンに合流した。そして28日にFW大迫勇也が所属するブンデスリーガのブレーメン相手にスタメン出場し、復帰初戦（0－4負け）を戦っている。（高橋智行通信員）