アトレチコ・マドリードに新たなスターが誕生している。
19歳ながら、クラブ史上最高額となる1億2600万ユーロ(約152億3200万円)でベンフィカから加入したポルトガル代表FWジョアン・フェリックスだ。昨季までのエースFWグリーズマンがバルセロナに移籍したが、すでにAマドリードの新エースとしての風格が漂う。
アトレチコデビュー戦となった7月20日のヌマンシア戦では前半途中で負傷交代を余儀なくされたが、7月26日にアメリカ・ニュージャージーで行われたインターナショナル・チャンピオンズ杯のレアル・マドリード戦で、同じ街の最大のライバルを相手に1得点2アシストの活躍を見せ、チームの7-3の大勝に貢献した。
続く7月31日に行われたMLSオールスター戦でもその勢いは止まらず、後半40分にペナルティーエリア外から強烈なシュートでチームの2点目を記録。ロスタイムにはディエゴコスタのゴールをアシストした。
瞬く間にアトレチコの新たなスター選手となったジョアン・フェリックスは、3-0で勝利したMLSオールスター戦後のインタビューで「ゴールを決めるのは好きだ。ここ2試合で2ゴールを決めているのでとてもうれしいよ」と喜びをあらわにした。
またチームにすぐにフィットできていることについて「僕はいつもやっているようにプレーしているだけだ。それは選手次第だけど、僕はとてもうまくフィットできている」と話した。
ここ2試合で証明したように、ディエゴコスタとの連係もうまくいっており、「僕たちはよく理解し合っている。同じ言語(ポルトガル語)を話すし、もっと彼に多くのアシストを届けたい」と希望を述べた。
Aマドリードがプレシーズンで高いレベルのプレーを見せていることについては「僕たちの調子はいいけど、これはただの始まりだ。僕たちはリーガをいいものにできるように日々仕事に取り組むつもりだよ」と答えている。
また、7月31日にESPNで受けたインタビューでは同国の英雄について「クリスティアーノ・ロナウドはバロンドールを5回獲得している。彼は全てのサッカー選手の夢だよ。僕ももちろんクリスティアーノのようになりたい」と話した。
スター街道を歩み続けるジョアン・フェリックスは今シーズン、バルセロナとレアル・マドリードの2強に再びアトレチコが割って入るために大きな鍵を握る存在となるのは間違いないだろう。チームはこの後、アトレティコ・サン・ルイスとユベントス相手に親善試合を戦い、8月18日にホームで行われるヘタフェ戦でリーガ開幕を迎える。
(高橋智行通信員)