インテルがイカルディ売却を明確に 英紙電子版

イカルディ(17年4月15日撮影・PNP)

インテルミラノが元アルゼンチン代表FWマウロ・イカルディ(25)をあらためて売却する方針を明確にしたと、27日付の英紙サン電子版が報じた。

代理人を務めるワンダ夫人はテレビ取材に対し、イカルディが残留したがっているという歩み寄りを見せたものの、マロッタ最高経営責任者は、ワンダ夫人のコメントへの怒りを隠すことなく売却の意思は変わらないと発表した。

イカルディは、コンテ新監督の政権下で構想外となっている。

ワンダ夫人は「(イカルディを)プレーをさせていない状態だけど、プレーをさせるかもしれない。何かを待っているわけではないわ。もしかして誰かに残留して欲しいと言われているかもしれない。例えば、クラブを経営している人からとか…。ナポリに友人が多くいるのは事実だけど、インテル以外の場所に対して、彼は首を縦に振らない。彼の希望は誰もが分かっている。最終的にインテルに残ると思うと私は思う」とコメント。

それに対し、マロッタ最高経営責任者は「そのタイミングとワンダ夫人のコメントのやり口に少しイラ立ちを覚えた。クラブの誰かがイカルディに残留するように伝えたことはないと明確にそのことを否定できるよ。特に会長の張康陽氏はありえないだろう」と話している。(A・アウグスティニャク通信員)