香川トップ下で先発 結果残せずもゲームメーク貢献

<スペイン2部リーグ:サラゴサ1-0エルチェ>◇30日◇サラゴサ

サラゴサMF香川真司(30)が、開幕から3試合連続のスタメン出場を果たした。

2部リーグ開幕から1勝1分けと無敗をキープするサラゴサは、ホームに1勝1敗のエルチェを迎えた。これまでサラゴサは2部でエルチェと12回の対戦があり6勝6敗の互角。ただ、ホームでは5勝1敗と大きく勝ち越している。

その中で、前節ポンフェラディーナ戦でクラブ史上初の日本人ゴールを記録した香川が、4-4-2陣形ダイヤモンド型の中盤のトップ下で先発した。気温34度。キックオフ直後からゲームをコントロールし、開始10分までにFWルイス・スアレス、MFグティ、FWドゥワメナが次々とシュートを狙った。その後は一転してチャンスがつくれなくなり、フラストレーションがたまる展開となる。27分に香川がファウルを受けると場内は大ブーイング。29分には香川を起点としたカウンターを発動したが、ドゥワメナのシュートはDFにブロックされた。終了間際の43分には香川が左サイドでボールを奪って、初シュートを放つも大きく右に外れた。

後半は6分に香川が左CKのキッカーを務めた。ファーサイドに届いたが、DFニエトがトラップミスをして好機を逃した。その後もサラゴサが優位に試合を進めるも、時間だけが経過していった。両チームに得点が生まれることなく、香川は0-0の26分に2万2367人から大きな拍手を受けてベンチへ退いた。移籍2戦目で得点した前節に続く、目に見える結果は残せなかったが、ワンタッチパスなどシンプルな動きでゲームメークには貢献してピッチを去った。

行き詰まる試合内容となったが、42分にサラゴサがついに勝ち越す。ペナルティーエリアでルイス・スアレスが倒され、1度は流されたものの、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)で主審が確認。これで認められたPKを自身が決め、土壇場で決勝点をもぎ取った。ホーム2連勝で開幕から3戦負けなし。勝ち点7で暫定首位に浮上した。

試合後、香川の取材対応はなし。開幕からの2戦とも対応していたため、今節はコメントしないことを広報担当者が丁寧に説明。取材エリアには姿を見せなかった。(高橋智行通信員)