香川「居心地いい中でプレーできている」/一問一答

<スペイン2部リーグ:サラゴサ3-1エストレマドゥラ>◇15日◇サラゴサ

サラゴサMF香川真司(30)が移籍後2点目となる勝ち越しゴールを決め、チームを3連勝に導いた。

1-1で迎えた後半35分、香川も絡んだパス回しから、最後はルイス・スアレスの左サイドからのグラウンダーのパスを、ゴール前に走り込み右足で難なく押し込んだ。

トリッキーなヒールパスを披露するなど再三、ファンを沸かせた。試合後の一問一答は次の通り。(高橋智行通信員)

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-今季2点目を決めたことについて

香川 今日はたくさんチャンスがあったので絶対に勝たないといけない試合でした。いいボールをくれたスアレスに感謝したいですし、勝ちにつながってよかったと思います。

-得点への意欲を感じたが

香川 そうですね。自分もチャンスがあり、必ず決めたかったのでその気持ちで戦いました。

-チームに悪い時間もあったことについて

香川 僕も含めて自分たちのミスから苦しい展開になったところもたくさんありましたが、守備陣を含めチームがうまく耐えて最終的にこういうゴールになりましたし、今日はチームメートみんなのハードワークが実ったので、みんなに感謝したいです。

-試合途中、CKに近づきサポーターを鼓舞したこと

香川 自分を鼓舞する意味でも、ここから取りに行くんだっていうのを示したかったです。サポーターも、90分素晴らしい声援を送ってくれたので、今日の勝利を彼らに届けることができてホッとしています。

-MFエグアレスとのコンビが熟成してきたこと

香川 今日も彼は実質2アシストですし、常にボールを受けてすぐに前を見れる、ボールを預けられる選手です。途中から入ったハビ(ロス)も試合の流れを変えてくれました。試合を支配して前線にボールを預けてくれたので、彼らの存在によって僕自身も生きてきますし、これを継続してもっといいサッカーをしていきたいと思います。

-5試合連続無敗をキープしていることについて

香川 まだ始まったばかりです。開幕の5〜10試合が非常に重要だと個人的に思っていました。先のことを考え過ぎずに、次の試合、ここから連戦が続くので、まずは目の前の試合に集中したいです。今日も個人的にもチームとしても課題はあったので、次の試合を通して克服しながら、1試合1試合集中していきたいと思います。まだまだ42試合(※2部はレギュラーシーズン42試合。現在5試合を消化し残り37試合)あるので、そこまで考え過ぎずに目の前の試合に集中していきたいと思います。

-サラゴサには適応したか

香川 見ての通り、ファンの皆さんのあのサポートがあるし、今日はチームメートにも助けられたと感じています。日々の練習から素晴らしい環境で、居心地のいい中でプレーできています。ピッチの上で結果を出していけるように、もっと頑張っていきたいです。

-ゴールが結果につながったが手応えは

香川 そうですね。今日は絶対に勝たないといけない、試合の流れを見ても、2、3点を取るチャンスがありましたが、僕自身取れていなかった。そして失点し、嫌な流れでしたが、最後まで諦めずに必ず点を取るんだという強い気持ちを持ってピッチで戦い続けた結果、ああいうゴールにつながりました。そういう気持ちが大事だと改めて感じました。

-前節のアルコルコン戦後は、今季一番の手応えと言っていたが、今日の試合はそれを上回るもの

香川 もっと僕自身、精度を高めたいし、仲間との連係をもっとよくしていきたいです。細かい精度にこだわっていかないといけない。僕自身、そこは今日は満足していないので、次の試合でもっといいものを見せられるように。切り替えて中2日でのアウェーで厳しい試合(※次のフエンラブラダ戦は18日)だが、チームとして強い気持ちをもって戦っていきたいです。

-ウエスカ所属の岡崎慎司選手はアラゴンダービーで負けたくないと言っていたが

香川 それはもちろんですけど、ダービーまでは時間があるので、まずは次の試合に集中したいです。その日が来たら盛り上がればいいと思っています。僕たちは次の試合に集中していきたい。