長谷部休養に「フレッシュじゃない部分あった」

長谷部誠(2018年7月24日撮影)

<ブンデスリーガ:フランクフルト5-1Bミュンヘン>◇2日◇フランクフルト

MF長谷部誠、MF鎌田大地が所属するフランクフルトはホームでバイエルン・ミュンヘンに5-1で快勝した。長谷部は今季初のベンチスタートとなったが、休養のため最後まで出番はなかった。

試合後、長谷部の一問一答は次の通り。

 ◇    ◇

-快勝?

「そうですね、バイエルン相手に、一人少ないとはいえ、非常にいいゲームできたと思うし。このスタジアムで勝てたというのは大きいんじゃないかと思います」

-調子を落としているとはいえバイエルン

「いろんな予想はできてましたけど、こういううまくいっていないときのバイエルンだからより難しい試合になるとか。いろんな予想は立ててたんですけど。早い時間帯に相手が一人少なくなったというのはあると思うんですけど。全体的に、試合の前に話していた戦う部分とか、いつも言ってるんですけど、そういうのはね、しっかりとピッチの上で出せたんで。快勝といっていいんじゃないかな」

-早い時間帯で一人多くなったとはいえ、みたいな結果?

「バイエルン自体もここまで非常に不安定なシーズンを送っている中で。一人少なくなったとはいえ、言ってもバイエルンですから。実際ゲームの中でもかなりチャンス相手も作ってた部分もあるし。個の力はやっぱり、バイエルンだなという感覚はあったんですけど。でも最後の最後のところでやらせなかったりとか。全体的にチーム全体が戦いきったなという感想は持ってます」

-チームのボールへの食らいつきがすごかったと思うが、相手がバイエルンだったからというのはある?

「今うちのチームがホームで、ブンデスの中で一番勝ち点を取っていると思うんですけど、ホームの強さというのは、このファンの雰囲気とかそういうのはあると思うんですけど。そういうものだけじゃなくて、今日はバイエルン相手ということで、みんなのボールに食らいつくとか、そういうのがピッチの中で出てたんじゃないかなと」

-ボルシアMGに大敗したことの影響は?

「グラッドバッハ終わって、その後この前ザンクトパウリと試合があったんで、これだけ試合が続いているんで、そこをどうこうというよりも、自分たちのホームでの強さにみんな自信を持っている部分はあるし。そういう意味ではやっぱり、次のアウェー。今シーズンあんまり結果出せていないんで。アウェー2試合、ヨーロッパリーグと続くんで。そこでしっかりと結果を出さなければならないと思いますけど」

-昨シーズン最終戦でバイエルンと戦って大敗しましたが、その時と何が一番違った?

「ホームとアウェーでの違いは大きくあると思うし。早い時間帯での数的有利とか、いろんなものがあると思うんですけど。正直昨シーズン最後は体力も気力も残っていない状態だったかなと思うんで。簡単に比較はできないですけど、このホームで戦えるというものは非常に大きいですね」

-ボアテングの衰えを感じたりは?

「どうですかね…。今シーズンはあまりうまくいってないかなというのは見てても思うんですけど。バイエルン自身もけが人、CBにも多いですし、選手のやりくりも大変そうだと外から見ててますけどね」

-今日はコンディション的な?

「今日は中2日での4連戦だったので、監督と話をして、疲れというかそういう部分でフレッシュさ、フレッシュじゃない部分がやっぱりあったので、それは監督と正直に話をしてまあ今日出ないという形だったんですけど」

-長谷部選手から言った?

「いや監督から呼ばれて、メディカルとかそういうところからの報告が監督のところまでいってて、監督と話をして今日は出ないというふうなことを自分からも言ったので、まあそれは結局チームが勝って、センターバックで出た選手たちも点をとってるし、エバン(ヌディカ)左サイドの選手もすごいよかったと思うし、また競争があるので、そこをもう1回なんか久々の競争じゃないですけど、あの、自分ももう1回やんなきゃいけないなという気持ちもある」

-ここで出て次休みたかったのでは?

「ここ中4日で次があくので、ここまでが中2日で4連戦だったので、10日間で4試合かな、それくらいあって、実際かなり昨日の時点で体が重かったのがあったので、それは監督は結構思い切ってローテーションする監督なので、今日はチャンス、出た選手が結果を出したなという感じ」

--ローテーションする監督だとは思うが、長谷部くんには珍しい。やっとしてもらえたという感覚?

「昨シーズン12月に連戦をやってて少し小さな筋肉系の怪我をしたときがあって、それをするというのはまた、より長い離脱になってしまうのでそれはよくないですし、自分の体のフィーリングは自分にしかわからない部分があるので、それは正直に監督にも話してるし、その中でも、そうですね、そういうのはオープンに監督に全て言える環境だとは思えます」

-この点差は予想の範疇(ちゅう)?

「いや、さすがにこれまでは、結果がでるとは思わなかったですけど、実際、10人になってからも、まあ前半で2-1でやっぱり決めてくるところはきめてくくるし。(あそこまではわからなかった)まあ全然わからなかったし、最後までわからないかなと思ったんですけど、後半いい時間帯に全部点がとれて、ここまでバイエルン相手にうまくいくというのはひとり少ないなかでも、なかなかないんじゃないかなと」

-バイエルン、何がうまくいってない?

「僕もすべて見てるわけじゃないですけど、なんか本当に良い時のバイエルンとは雲泥の差があるというか、やってても見ててもそこは感じるし、サッカーというのはもちろん個々の選手のレベルはリーグでもトップであるんだろうし、それがうまくかみ合わないとほんと1、2年、3年くらい、は、ちょっとこう、うまくいってないし、それを監督を変えたらとかそういう問題でもない気がしますけどね見てても、はい」

-バイエルンには5連敗中だった

「まあ、カップ戦の決勝とかではかってたりしましたけど。リーグ戦で勝ったことはそんなないですね」

(中野吉之伴通信員)