鎌田、バイエルンに大勝「ドイツではなかなかない」

鎌田大地(19年10月撮影)

<ブンデスリーガ:フランクフルト5-1Bミュンヘン>◇2日◇フランクフルト

MF長谷部誠、MF鎌田大地が所属するフランクフルトはホームでバイエルン・ミュンヘンに5-1で快勝した。

ベンチスタートだった鎌田は、後半19分、ドストと交代して2トップの位置に入った。同33分にダコスタのパスに走り込むが、ノイアーが飛び出してクリア。

同34分、キミッヒからボールカット。その後右サイドでボールを受けるがディビスに奪われる。

同35分、ディビスからファウルを受けてFKをもらう。直後に選手交代に伴い、インサイドハーフに。中盤でパスをもらってはゲームの流れを落ち着けていた。

試合後、鎌田の一問一答は次の通り。

 ◇    ◇

-試合を振り返って

「そうですね、チームとしては、リーグ戦この間負けちゃったので、2連敗したくなかったし、相手がこうね、強いチームでしたけど、まあ、今日は試合前はチームとしてもかなりチャンスはあるんじゃないかって言っていた中で、いい試合展開になったし、みんながしっかりチャンスをものにしたかなと思います」

-チャンスがあるんじゃないかっていうのは、どういう分析があった?

「まあ、バイエルンがあんまり良くない、ホームだし、チャンスはあるんじゃないかと思いました」

-後半途中からだったのは、疲れがあってのこと?

「僕のポジションも多いし、まあ連戦でね、かなり疲れていたのは、疲れていたので。本当に僕たちはうまく選手もコロコロ変えながらできていると思うし、またこう次の試合もチャンスがあると思うので、まあまたに次に切り替えるかなあと思います」

-最初は2トップみたいな感じで?

「そうですね、最初は2トップで入って、その次に8番になった感じですね」

-振り返ってこう、どっちの方がやりやすいとか?

「もう試合展開も試合展開だったので、僕としてはフォワードで出るとは思っていなかったので、まあもちろん中盤の方が僕はいいし、まああの、フォワードはフォワードでね、今日はチャンスはありそうな試合だったので、続けていけば、チャンスはまたきてです」

-出るときの指示は?

「まあフォワードで出るので、チャンスがあれば点を決めろって言われましたけど、チャンスはね、ありそうでなかったので、8番に戻ってから、攻撃っていうよりもリスク管理だったり、守備の方に僕自身は重きを置きながらね、やりました」

-ある種ゲームを殺すじゃないけど、ちょっと落ち着かせるというか

「だいぶ余裕もチームとしてあったし、うまくこう時間を使いながら別に前に前に出る必要もなかったので、うまくこう、カウンターを食らいそうなときに、うまく止めたりだとか、チームとしてもう1点やられないっていうような、ことを考えながらやっていました」

-前半9分にボアテングが(一発レッドで)いなくなったことが今日のターニングポイント?

「それが一番だと思いますし、あれがPKで、11対11でやるよりも、PKにならなくてレッドカードで、うちとしては退場してくれた方が、ありがたかったので、まあ、あの一番、あのー、僕たちにとってね、いい、流れというか、ゲームをものにできるいい流れだったかなあと思います」

-ここまでの点差がつく試合になるイメージはあった?

「フランクフルトとしてもそうそうないと思うし、バイエルンが1-5で負けるというのはね、ドイツでは多分なかなかないことだと思うので、まあでもやっぱりうちの、ホームでの強さっていうのは出てると思うし、どのチームでもうちのホームでやるっていうのは難しいものなんじゃないかなと思います」

-過密日程で中2日で試合が続いて、ここをしのぐのが大事って言っていたけど、ここで勝てたのはすごく大きい?

「ほんと、大きいと思います。あと、上のレーバークーゼンから始まって、ドイツでは難しいと言われるチームとやってる中で、今日、2連敗じゃなくて、1試合負けたっていうだけで、次のフライブルク戦、リーグ戦勝てば、一気にまた上に行けると思うし、今日の勝ちっていうのはすごい大きいものだと思います」

-向こうの最終のラインの脆さ、本来じゃないと感じた?

「僕がバイエルンのことをどうこう言える立場ではないので、そこはなんとも言えないです。まあでもやっぱり、うちが相手が嫌がることをずっとやり続けた結果だと思います」

-次はすぐにELだけども、この勢いをもって?

「まあ、次EL勝てばね、グループリーグ突破は決まると思うので、勝ちを目指してやりますけど、アウェーでこう、うちのサポーターもこれない中で、まあ難しい試合になるっていうのはね、チームとしてはわかっていると思うし、こういういい試合した後っていうのはね、だいたい難しくなることが多いので、次の試合に本当、また切り替えて、チームとして勝ち点3だけを目指してやらないとだめだなと思います」

-アウェーでの戦いで大事になってくるところは?

「まあ、失点しないことです。今日もうまく2-0に出てまあ1点入れられましたけど、しっかりそこで点を入れて自分たちのペースにできたし、まあ、最近フランクフルトね、失点が多いので、失点1しちゃうとチームとしても、難しくなってくる、前は得点をずっと取り続けているっていう、まあ失点しないっていうことが一番大事かなと思います」(中野吉之伴通信員)