<オランダリーグ:スパルタ2-0フィテッセ>◇24日(日本時間25日)◇ロッテルダム
【ロッテルダム=エリーヌ・スウェーブルス通信員】フィテッセのMF本田圭佑(33)がアウェーのスパルタ戦に先発し、新天地デビューを飾った。
中盤に入り0-1の後半35分まで、80分間プレー。セットプレーのキッカーも務め、後半には左足で惜しいシュートも放ったが、GKの好セーブに遭った。フィテッセは本田の交代後にもう1点失い、0-2でリーグ戦は4連敗となった。
本田にとって公式戦はオーストラリア、Aリーグのメルボルン・ビクトリーに所属していた5月22日のアジア・チャンピオンズリーグの広島戦(アウェー)以来。約半年ぶりだったがボールタッチや動きなどで、ブランクを感じさせるようなところはなく、いつも通りといっていいプレーだった。合流から間もないこともあり、連係には課題が残ったが、まずまずのプレー内容だった。
試合後は英語でのみ取材に答え「もちろん満足はしていない。ビッグチャンスで決められなかったし。ただ、難しいゲームだった。チームは(リーグ)3連敗中で、その悪い雰囲気も残っていたように感じる。(難しい仕事を求められるが?)僕は自分のことを知っているし、どうやってチームを助けるかも知っている。もちろん、自分が神様ではないことも分かっている(笑い)。だから、できることを集中してやるだけ。今日はゲームをコントロールする、こういう相手に対し、我々が試合を支配しないといけなかった。ただ、チームが自信をなくしてしまっているから、どう改善するかを、見失っているところがある。自分たちのフィロソフィーを信じられなくなるし、お互いに文句を言い合うような感じになる。ただ、これは普通のこと。僕がこの状況を変えられると、前向きに考えている」などと話した。
20日にリーグ登録に必要な労働許可証を取得し、21日に入団会見したばかり。10月末に練習参加でチームに加わったが、11月中旬は実質的な監督を務めるカンボジア代表の活動で離れており、ぶっつけ本番デビュー。東京五輪に24歳以上のオーバーエージ枠で出場し金メダルを獲得するという大目標へ、ようやく本格スタートを切った。
欧州でのプレーは約2年半ぶり。オランダでは約10年ぶりのプレー。リーグ公式サイトは「カイザー(皇帝)ケイスケの復活」と大きく伝えた。