エムバペは「数年で世界最高の選手に」アザール絶賛

E・アザール(2018年7月14日撮影)

レアル・マドリードに所属するベルギー代表FWエデン・アザール(28)が、欧州チャンピオンズリーグ(CL)で26日に対戦するフランス1部パリサンジェルマンFWキリアン・エムバペ(20)について「あと数年で世界最高の選手になる」と大絶賛した。フランス紙ル・パリジャンで受けたインタビューを、スペイン紙マルカ(電子版)が24日に引用して伝えている。

ホーム「サンティアゴ・ベルナベウ」で行われる大一番パリサンジェルマン戦を目前に控え、アザールは対戦相手のエムバペについて「彼は素晴らしい才能を持っているよ。おそらくあと数年で世界最高の選手になるだろう。そしてそれを継続していけば、キリアンは歴史上最高の選手の1人になるはずだ」と歴史に名を残す選手になると話した。

世界で最も有望な若手からバロンドール監督も視野に入ってきているエムバペに対してはRマドリードへの移籍がたびたび報じられている。アザールは「サッカー選手は常に最高の選手たちと一緒にプレーすることを夢見ている。もし僕が明日、キリアンをRマドリードに連れてくる助けができるなら、それを試みるだろうね。でもそれを決めるのは僕ではないし、さらに誰も僕に意見を求めてこないと思う」と、ともにプレーしたいとはっきり口にした。

リーグ戦で10得点を挙げて得点ランキング首位に立ち、好調を維持している同僚のベンゼマについては「ベンゼマがフランス代表でプレーすべきか? それはフランス代表の問題だ。僕はただ彼のパフォーマンスについてでしか判断できない。その点でカリム(ベンゼマ)が呼ばれないのは普通のことではないよ。そして彼が僕の同僚だからって、彼を喜ばせるためにそれを言うのではない。カリムは現在、世界最高のFWだ。ゴールを決め、世界最高のクラブでプレーしている。フランス代表はカリム抜きでもすでに強いが、彼を加えればさらに強くなるだろう。一方、僕たちベルギー代表にとって、ベンゼマがプレーしないのがベストだ」と大絶賛した。

2019年のバロンドールの受賞者については「僕ならリバプールの選手に授与するだろうね。マネやサラー、ファンダイクは受賞するに値している。そしてもしサディオ(マネ)がセネガルでアフリカ選手権に優勝していたら、議論の余地はなかったはずだ。もしそうなれば素晴らしいことだよ。またモモ(サラー)は僕の友人だ。それはアフリカサッカーやイングランドサッカーのために良いことだろう」と見解を語っていた。(高橋智行通信員)