南野タダ同然の移籍金もリバプール移籍を加速 英紙

南野拓実

オーストリア1部ザルツブルクMF南野拓実(24)のリバプール移籍が迫ってきた。

18日付電子版スカイスポーツが南野を紹介する記事をリリースしている。南野は、10月と12月に行われたリバプールとの欧州チャンピオンズリーグ(CL)の試合で、敗れたものの目を引くプレーを披露。同選手の725万ポンド(約10億7000万円)という移籍金は、多くのプレミアリーグクラブにとって魅力的なもので、来年1月1日付でリバプールに移籍することが濃厚だ。

オーストリアリーグでは11試合で先発出場しており、5ゴール6アシストをマーク。ザルツブルクの親会社レッドブルのサッカー開発責任者ラルフ・ラングニック氏から見いだされた南野。リバプールに移籍すれば、ナビ・ケイタ、サディオ・マネ、ジョエル・マティプとロベルト・フィルミノに続き、ラングニック氏関連の選手では5人目となる。

ラングニック氏 (レッドグループのクラブのスタイルはリバプールの)ユルゲン(クロップ監督)のスタイルと似ている。先を見越していて、ハイプレスでカウンタープレスをする。一度ボールを持ったら、横パスやバックパスで時間を無駄にしたくない。フォワードにできる限り早くボールを持たせ、チャンスを作り、できる限り多くのゴールを決めようとする。彼が4人も元レッドブルの選手を引き抜いたことは確実に偶然ではない。それらの事実は、彼が私たちと同じようなスキルやメンタリティーを持ち合わせた選手を探していることを証明している。

高い運動量、万能さ、冷静さ、針の穴を通すようなスルーパスは、リバプールのクロップ監督のスタイルにフィットするように見受けられる。

ブンデスリーガのサッカー専門家ラファエル・ホニグシュタイン氏は「南野は他の前線3選手(サラー、マネとフィルミノ)とは違うし、比較できないよ。第4の選手の加入は、前線3選手のプレッシャーを取り除くことになり、クロップ監督にもローテーションの余裕を与える。リバプールは、完成された選手を1億ポンドで買うより、5000万ポンド、6000万ポンドで1億ポンドになる可能性がある選手を買う。それが近年の成功のカギ。南野の移籍金725万ポンドはプレミアリーグ的にはタダみたいなものだ。プレミアリーグで1000万ポンド以下の選手を獲得するのはまず無理だから」と説明した。

スカイスポーツのサッカー専門家ビニー・オコナー氏は「南野は欧州チャンピオンズリーグ(CL)のリバプールとの2試合で印象を残した。彼は現在の市場で間違いなく2000万ポンドの価値がある選手だし、おそらくそれ以上。だが移籍金725万ポンドは、リバプールからしたら考えるまでもない金額。移籍への行動を早めたのも納得ができる。ブンデスリーガやセリエAのクラブが狙っているというし、マンチェスターUが動いているとも言われている。しかしながら現在のところリバプールが南野と契約する最も近いクラブだろう」とコメントした。(A・アウグスティニャク通信員)