南野「盗んでいければ」サラー弾にFW脳が活性化

サウサンプトン戦に途中出場したリバプールMF南野(撮影・PIKO)

<プレミアリーグ:リバプール4-0サウサンプトン>◇1日◇リバプール

首位リバプール所属の日本代表FW南野拓実(25)が惜しくも移籍初ゴールの絶好機を逃した。

ベンチスタートだったものの、後半36分からMFワイナルドゥムに代わって途中出場。先月23日のウルバーハンプトン戦以来、2試合ぶりのリーグ戦出場を果たした。同41分にはカウンター攻撃からFWサラーの右クロスをゴール中央で受けるチャンスが巡ってきた。ところが、MFケイタと重なったこともあり、放った右足シュートはゴール枠から大きく外れてしまった。

左FWとして9分間のプレーだった南野は「決めないといけない場面だったと思いますけど、ちょっとナビ(・ケイタ)とかぶって…。まあ浮かせなければ入ってたかな。次は決めたいと思います」と振り返った。

試合は後半にMFオクスレードチェンバレン、MFヘンダーソン、FWサラーの2得点で4-0と快勝。リバプールはリーグ16連勝を飾った。南野は「ゴールできそうな感覚っていうのはありました。実際、ボクじゃなくても、ボクが入ってからもゴールは入った。だから感覚的には良くなってきていますけど点が欲しいですね」とゴールに飢えている気持ちを明かした。

特に終了間際に決めたサラーの2点目を目の当たりにし、「FW脳」が活性化された様子。「点を取る選手はゴール前のあそこに走っているというか。だからこそ点を取れるのだろうな、と今日も感じた。テレビから見ているよりも、今日中に入ってプレーして見てそう感じた。それは味方なので心強いが、自分もそういうところを盗んで出していければ」とうなずいた。

リーグ中断期間に入る。3日に控えるFA杯4回戦となるシュールズベリーとの再試合は、リーグ側の意向に沿って、南野らトップチームは選手たちはオフとなる。移籍から1カ月が経過。「その間、自分もせっかくのオフだし、私生活の部分で整えるというか。いろいろとまだいっぱいやることもあるので。有意義に時間を使いたい」と口にしていた。