南野「決勝Tは質や強度、戦術が違う」/一問一答

延長後半途中から出場したリバプールMF南野(撮影・PIKO)

<欧州チャンピオンズリーグ:リバプール2-3Aマドリード>◇決勝トーナメント1回戦第2戦◇11日◇リバプール

昨季王者リバプール(イングランド)がアトレチコ・マドリード(スペイン)に延長戦の末に敗れ、16強で姿を消した。日本代表FW南野拓実(25)は、アウェーゴールを許すなど2-2となった延長後半8分から出場したが、得点に絡めなかった。南野の主な一問一答は次の通り。

-DFファンダイクも上がり、クランブル体制だったが、意識したのは

南野 とりあえずクロスを入れて、セカンドボールを拾うということですね。

-ハイテンポの展開で入り、その中でスピードに負けない形が出来ていた。チームのテンポに慣れてきたか

南野 試合によるというか…、慣れてきたというより、そのスピードでプレーできないと試合に出られないと思うし、その中で結果を残せるようにしていければいいかなと思います。

-満足できる試合時間とは言えないだろうが、そこまで結果が出ていないということにプレッシャーは

南野 プレッシャーは感じていないですね。いつも通りです。

-焦りというものは感じない

南野 そうですね、感じてはいないかな。

-ゴールに絡もうと右から入れたクロスとか、前に行くという気持ちは伝わってきたが

南野 まともに攻撃参加できたシーンがあるとしたら、左からドリブルでちょっと仕掛けたくらいかな。まあ出来ることはやろうとしました。

-今、チームが調子を落としている中、得点やアシストをすればインパクトは強いのではないかという考えは

南野 今だからとかはまったく思っていないですね。どんな試合でも、と思っているので。ひとつチャンピオンズリーグに負けて、どうなるかは分からないですけど、すぐにフレッシュな選手たちにもチャンスが来る場面もあると思うし、そこでしっかりいい準備していければいいかなと思います。

-ザルツブルクでの欧州CLとリバプールでの欧州CLに違いを感じたか。

南野 欧州CLの決勝トーナメントに残るチームは、全然、1次リーグとは質や、強度とか、戦術とかが違うなと思いました。相手も戦い慣れてたし。ボクらが逆転しても、こうやってワンチャンスでひっくり返してくる。そういったメンタリティーを持っていたし、そういう戦いとかも知ってたし。ザルツブルクにいた時はザルツブルクのことしか知らないですけど、もうちょっと勢い任せのところがあったが、それでは決勝トーナメントは戦えないと思うし、それを持ちつつ、経験とか、クオリティーとか、そういう部分のレベルが上がってくるのかなと思います。

-ザルツブルクはチャレンジャーとして、リバプールはディフェンディングチャンピオンとして、その違いを感じるものがあるか

南野 ボクにとってはないです。ボクはディフェンディングチャンピオンでもなんでもないので。

-チームとしては、やれることはやったという感じか。相手GKの活躍があったが、チーム全体としてやるべきことはやったという意識があるか

南野 自分たちのやることはやったとは、勝ったら言えるけど、負けたんで物足りないと言わざるを得ないですね。でも2-0までのゲームプランは素晴らしい試合展開だったと思うし。でもそのあとちょっと前がかりになって、突かれるのは難しいけど、それでも最後のところのシュートまでのクオリティーは高かったと思います。

-残りは勝ち点差で優位なプレミアリーグになるが、個人的にどういうモチベーションで挑むのか

南野 個人的には、プレミアの優勝に貢献できるように、試合に出て頑張りたいと思います。