「本田圭佑×ひろゆき氏」予測不可能な新サービス

本田圭佑

ブラジル1部のボタフォゴに所属するMF本田圭佑(33)が、スマートフォンなどを通じた音声コンテンツの定額制配信サービスを、日本のトップアスリートたちの賛同を得て、29日にスタートさせる。

同日、正式発表された「Now Voice」(ナウボイス)は、本田が最高経営責任者(CEO)を務めるNow Do株式会社と株式会社運動通信社による「プレミアム音声サービス」。

本田が社長のNow Do社には、その頭脳ともいえる、西村博之氏がいる。

今回の新たなサービスでも、本田と、運動通信社代表取締役社長の黒飛功二朗氏とともに西村氏が、プロデューサーを務める。

本田がNow Do社でエンジニアを公募。これに、インターネット掲示板「2ちゃんねる」の開設者である西村氏が応募し、現在に至る。

西村氏は、音声事業の可能性について「YouTubeなどの動画だと、部屋をきれいにしたり、オシャレな服を探したり、化粧したり、身づくろいしたり、カメラマンを手配したり、出来上がった素材を編集したりとか、多くの手間がかかります。作品として作るなら、それでもいいと思いますが、何かの道で成功してる人の考え方や習慣というのは無意識にしゃべってる言葉の端々に出たりするので、創り上げたコンテンツだと、台本を用意しちゃったり、編集して薄まっちゃったりするんですよね…。なので、音声だけで行くほうがうまくいく可能性があるんじゃないかと……」とコメントしている。

かつて、本田圭佑は、大けがをした直後に「オレはいいプレーをする前から、どうすれば成功できるか自分で分かっている。だから今回のけがも、もう成功だって言い切れる。例えば『3+3=6』という数式がある。今回のケガで3に何を足したら6になるのか? それが3であるということがはっきり分かった」という名言を残している。

“本田×ひろゆき氏”という新たな数式は、この新サービスも含め、一体何を生み出すのだろう。予測不可能だが、西村氏は、本田を次のように表現しており、この組み合わせに限界はなさそうにも思えてくる。

「人間としての裏がないので、判断した理由を聞くと濁すことなくきちんと出て来る。1秒考えてから動くというスポーツではないので、判断が早い。間違えたときの諦めも早い。人間としての裏が見えなさ過ぎて、中身が人間じゃないのでは? というのが最近の危惧です」