カペッロ氏ロナウド実力1番も素行が…飲酒疑惑暴露

カペッロ氏(10年5月撮影)

イタリアの名将ファビオ・カペッロ氏(73)が19日、レアル・マリード監督時代の06-07年シーズンに指導した元ブラジル代表FWロナウド氏の伝説を、イタリアメディア「スカイスポーツ・イタリア」で振り返った。スペイン紙アス電子版が同日に伝えた。

カペッロ氏は当時を振り返り、「私がこれまでに指導した中で、最も素晴らしいタレントはロナウドだ。同時に、ロッカールームで最大の問題を引き起こしたのも彼だったよ。パーティーなどさまざまなことをやったからね。一度、ファンニステルローイが私に『監督、ロッカールームでアルコールのような匂いがします』と伝えたことがあったよ」と、ロッカールームでのロナウド氏の飲酒疑惑を暴露した。

さらに「その後、ロナウドが(07年1月にACミランへ)行ってから我々は勝ち始めたが、タレントについて話すなら彼が間違いなく一番だったよ」と、素行に問題はあったものの、その実力は認めざるをえないようだ。カペッロ氏はまた、ロナウド氏とは今でも交流があり、1年を通じて頻繁に会い、会話を楽しんでいることを明かしている。(高橋智行通信員)