LASK違反で勝ち点剥奪 奥川ザルツブルクが首位

MF奥川雅也(14年2月撮影)

オーストリア1部の首位LASKが新型コロナウイルス感染拡大防止の健康安全ルールに違反したとしてリーグから28日、厳罰を受けた。

7万5000ユーロ(約900万円)の罰金と勝ち点6の剥奪を通達。これでMF奥川雅也が所属する2位ザルツブルクが首位に浮上し、LASKは2位となった。

オーストリアリーグは6月2日に試合再開し、残り10試合を消化する予定。オーストリア公共放送ORFによると、LASKは処分を不服として法的措置に出ると声明を出したという。

LASKはコロナウイルス対策で少人数グループによる練習のみが許可されていた今月15日以前に全体練習していたとされる動画が流出。他11クラブから「不公平だ」とイスマエル監督らを抗議する声が噴出。リーグも調査に入っていた。LASK側は他クラブによる“スパイ行為”に見舞われたと弁解したものの、違反した事実を認めたことで厳罰が下った。